昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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福田康夫を見て思う事

小泉首相後継者として、安倍か福田かが姦しい。
両者は同じ森派に属する二世議員だが、氏素性や性格の違いに起因する立ち居振舞いの差が際立ってきた。
最近の論評は、双方の大物父親の、政治家としての歴史や実績の違い、過去のしがらみにまで及び、世間は安倍派と福田派に二分割され、ワイワイガヤガヤ状態となっている。
実質的には総理大臣を選ぶ作業なのだから、今や日本で最大の関心事である。

安部は、総理の座を直前に無念の死を遂げた父親を見ている。
今回の総裁選では、自分の方が圧倒的に人気がある事から総理になるチャンス到来と見て、直接的表現でこそないが既に出馬の意思をにじませている。
しかし、一方の福田は全く出処進退を明らかにしていない。
その為、福田待望論と、福田の優柔不断さを指摘する声が相半ばし、不思議な緊張感が漂っている。

福田は、意識してこの様な状況を作っているのだろうか?
自らへの待望論が澎湃と沸き出でる事を期待しているのだろうか?
福田は、元々民間会社に就職し、政治家になる気は全くなかったと聞く。
喋り方から想像するに、性格はいかにもおとなしそうに見える。
逆に言うと、争ってでも血路を切り開くタイプではない。
自分が傷つくの極端に怖がる育ちの良いボンボンタイプであり、喧嘩は弱そうだ。
総裁選を争って自分が負ける可能性がある限り踏ん切りがつかない状態だろう。
つまり、確実に勝てると自信がある戦いしかやらない。
また、周囲が「頼むから出馬してくれ」と懇願しても、結論をグズグズ引き伸ばし、様子見を決め込むタイプに見える。
周りが全部準備しないと動かない。
準備が整っても未だ不安がり、更に準備が整う事を要求する。
自分が一番大事なので、周囲が苛立っても関係なくマイペースを貫く。
こんな男に付き合わされる方は堪ったものではない。
いい加減に「絶対に出馬しない」と言ってくれると諦めもつくが、それすら明確にしない。
後になって結局出馬を諦めざるを得なくなった時でも、「自分は、元々出るとは一度たりとも言っていない」等とシャーシャーと発言するだろう。

こんな男は絶対に現代のリーダーには向かない。
安部が総理大臣に相応しい男がどうかは分からないが、少なくとも福田よりもいいだろう。
英語で言えば、 I think Abe is not so bad as Hukuda.