昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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日経新聞、遠藤実の「私の履歴書」が面白い

サラリーマンだから日経新聞を読む。
我が家は、産経新聞日経新聞をとっており、日経は毎日会社に持参する。
通勤電車でも、日経新聞を読んでいる人が圧倒的に多い。
日経新聞の記事がいつも正しいわけではないが、唯一の経済全国紙なので産業界の信頼は高い。
よく、「日経が書いたから本物だ」と言われ、市況は風見鶏的存在となっているし、自分の会社や業界が関係する記事や、人事異動は必読の欄である。

しかしこの数週間は、裏面の「私の履歴書」から読み始めることにしている。
この記事は、功成り名を遂げた人が自分の来し方を振り返り、世話になった周りの人に感謝の思いを表すことがほとんどだが、中には鼻持ちならぬ自慢話のオンパレードだったりで当りはずれが大きい。

しかし、今連載中の遠藤実の履歴書は文句なしに面白い。
借金を踏み倒し、当ても無いのに歌手になりたくて逃げるように東京に出て来た話とか、仲間と思っていた人と喧嘩したりとか、波乱万丈の中で、一生の恩人に巡り合う思わぬ幸運も語られていた。
昨日の記事で、楽譜も読めなかった人が、流しのギター引きから歌手を目指し、挫折し、貧乏のドン底から作曲家として成功するまでを書き綴っているが、飾らない文章に作家の人柄を感じ、最近の中では出色の作品と思う。

今後、どんな人生が語られるのかが楽しみである。