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ミシェル・ウィーが疑惑の棄権

アメリカ女子トーナメント「ギン・トリビュート・ホステッド・バイ・アニカ」予選ラウンド16番ホールで、ミシェル・ウィーが左手首痛を理由に棄権したにも拘らず、二日後に練習を開始した事について、女子プロゴルファー世界一と言われるアニカ・ソレンスタムが痛烈に批判し、ここアメリカで話題になっている。

米女子プロゴルフ協会では、1ラウンド88以上を叩いた非会員選手(ウィーも該当)は、今季残り試合に出場出来ないとの規定があるらしい。
16ホールを終えた時点で14オーバー78だったウィーは、残り二ホールで10打となれば、今年残り試合に出る事が出来なくなってしまう。
その日、調子が悪かったウィーは、それ以降の試合で出場禁止を逃れる為に棄権したのではと疑われている。

アニカは、自らが主催者であるトーナメントをコケにされたと、猛烈に起こっているらしい。
ウィーは、これに対して、「翌週はメジャーのマグドナルドLPGAチャンピオンシップがあり、無理をしたくなかった」とコメントした。

どう考えても、確信犯に間違いない。
ゴルファーとして、ウィーがとった行為は絶対に許されない!………はずだ。
しかし、多くのプロ選手は、ウィーと同じ立場になったら、こんな奇麗事を言えるだろうか?
  ・絶不調でゴルフが思い通りにならない。
  ・このままでは予選落ちどころか、今年一年間出場停止になる可能性がある。
  ・来週は、メジャー大会がある。
と、これだけの条件が揃ったら、悪魔の囁きに抗しきれるだろうか?

ただ、「ゴルフは審判がいない、自己申告のスポーツ」である事を忘れてはいけない。

ウィーが、「手首が痛いから棄権する」と申告すれば、その通りだと認められる。
本当に痛いのかは、他人には分からないからだ。
「全ての人は正直であり、疚しい行為をしない」事が前提であり、これがゴルフの本質である。
ウィーの場合も、疑わしい行為をとったのは間違いないが、他人がとやかく言っても状況証拠があるだけで、本当に棄権するほどに痛かったかは、本人しか分からない。

但し、もしも自分に恥じ入る行動をとった場合、他人からは絶対に尊敬されないと同時に、いつまでも自分を責め続けなければならなくなってしまう。
ウィーへの本当のペナルティは、今回の事で他人からの信頼と尊敬をなくし、自らもまだ17歳の若さなのに、今後死ぬまで恥じいらねばならない事だろう。