全米オープンが終わった。
まるで無名のアルゼンチンの37歳プロ、アンヘル・カブレラが優勝、世界一の実力者タイガーウッズが一打差で負けてしまった。
この辺がゴルフの面白いところだ。
唯一、日本人で予選を通過した片山晋吾。
最終日は結構がんばって3オーバーの75と、いいところを見せたが、四日間トータルでは18オーバーの36位。
今の日本人プロとしてはこれが限界とみて、「よくやった」と言えばいいのか、「もうちょっと上位に食い込んでほしい」と残念がるのか、微妙な順位でのフィニッシュだった。
ただ、どうにも親しめないのが、彼の鬚面とファッション、とりわけ似合いもしないテンガロンハットだ。
本人がどういう訳であのハットを着用しているのか分からないが、世界の晴れ舞台ではやめてほしいものだ。
今回の全米オープンでは、毎日ハットの色を変えるなど、結構凝っていた。
ところが、この色のセンスがまたひどい。
二日目はピンク、三日目はグリ-ン、最終日は黒。(だったかな?)
たまに、写真入りのホールバイホールのスコアが紹介されるが、この写真が下膨れで目が離れているなど、ほとんど正視に耐えない。
もっと良く映っている写真を使えばいいのに。
試合後のコメントも、何とも受け狙いが見え見えの軽薄な発言が多く、日本を代表するプロゴルファーとしての威厳に欠ける。
片山も、もう一人の代表プロの谷口にしても、もっと、日本男子プロゴルフ界を牽引するような使命感を持ってほしい。
少なくとも、あのテンガロンハットでプレイするのを見るのは御免蒙りたいと思うのは僕だけだろうか?!