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あまりにも愚かなり!赤城農相と安部首相

いかにも頼りなげな表情で、ひたすら馬鹿の一つ覚えのように「実家は後援会の拠点だった」「適法に処理」と繰り返した赤城農相。
しかし、赤城の釈明を聞いて納得した人などいないだろう。
ただ一人の例外を除いて。
そして、そのたった一人の例外が、わが日本国の安倍首相なのだからタチが悪い。

そもそも、あんな古色蒼然とした赤城の生家である建物は、さぞかし使い勝手が悪いだろうから事務所として使われていたとは考えにくい。
現に、当初の両親の説明は、苦笑交じりながら事務所としての機能を完全に否定していた。
また、後援会の会長も、事務所としては実体がなかった事を証言していた。

それが、一日経つと、揃いも揃って不自然極まりない前言撤回。
会長が、存在を「ぞんざい」と言ったり、自らを「雲の上の存在」と称するのはご愛敬としよう。
しかし、関係者のこの一斉の変節ぶりは、誰が見ても、口裏合わせがあったとしか考えようがない。

またテレビ出演で安倍首相は、「たった800円で首を切るのか!」とキレかかっていたが、事は金額の大小ではない。安倍が拘った800円も、光熱水費の基本料金にも至らない摩訶不思議な金額である事も明らかになっている。
要は、赤城が嘘をついている事を見抜けるかどうか、洞察力が問われているのだ。

赤城は、今後絶対に事務所の実態があった事を証拠立てる事は出来ないだろう。
どんなに野党が迫ろうと、領収書などあるはずがないからだ。
こうなったら、今回成立したばかりの政治資金規正法を盾に「適法処理!」と強弁し、後は、海外への逃避行で、ほとぼりが冷めるのを待つしかない。
自民党にとって、自分の「ぞんざい」が、今回の参議院議員選挙で大変なマイナスになろうとも、今さら、「実は間違っていました」というタイミングを逸してしまったのだから。
また、安倍首相も、ここまで赤城をかばってしまったら、もう後戻りはできない。

赤城も安倍も、二人とも、情けないほど政局を読む能力がない事を露呈したドタバタ劇だった。