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「羽賀研二と梅宮アンナ」考

羽賀研二が恐喝容疑で逮捕された。

やや軽薄な感はあるものの、必死に借金を返済したと思われていた羽賀は、様々なテレビ番組に出演し、自分の苦労話を自慢げに話し、テリー伊藤和田アキ子を始めとして共演者の多くは羽賀に同情的だった。

しかし、羽賀が逮捕された直接の容疑は、4億円の借金を暴力団と一緒になって1千万円でチャラにしようと、金を貸した人物を恐喝したという、いわば破廉恥罪である。
当然ながら、羽賀を褒めちぎった彼等共演者には、社会的に責任がある。
また、今一番可哀そうなのは、新婚間もない羽賀の奥方なのだが、これについても、羽賀に結婚を勧めたタレントも、どう始末をつけるつもりか聞いてみたい。

羽賀が事件を起こすと、元恋人の梅宮アンナと、その父親梅宮辰夫も、必ずマスコミに追いかけられる事になる。
今回、初めて梅宮パパが、羽賀に対して具体的な事例をあげ、「希代のワル」と非難していた。
何でも、アンナばかりでなくパパにも保証人になってくれと頼み、数千万円を肩代わりした事を暴露し、「今にして思えば、梅宮家の財産を狙っていたのでは」と、娘の元カレに対して憤懣やるかたないようだった。

羽賀とアンナは元祖「バカップル」と言われていた。
当時は、親の反対を押し切り、アンナは羽賀にゾッコンで、恋人である羽賀の借金返済の為、ペアヌード写真集も出した。
羽賀が逮捕された今となっては、「自分たちも被害者」とコメントしているが、そんな犯罪者予備軍だった羽賀を支え続けたのも彼女だ。
羽賀は、彼女と別れた後、急にワルになったのではない。
それこそ、ずっとワルだったはずなのだが、世間からいくばくかの信頼があったとすれば、梅宮アンナとの交際によって培われた部分があるはずだ。
梅宮父子が、羽賀によって精神的にも金銭的にも多くのダメージを受けたのは確かだろう。
しかし、「それは身から出た錆」であり、羽賀を罵るのではなく、自らの不明を恥じるべきだろう。

羽賀との事は若気の至りだったのかもしれないが、梅宮アンナはその後も、別人と結婚したがすぐ別れる等、オトコ運が悪い。
はるか昔だが、たまたま飛行機で隣り合わせた僕の友人は、梅宮アンナを表して、「彼女の周りだけが輝いていた。しかも敬語を使った挨拶もキチンできる。あんないいお嬢さんなのに、なんで羽賀ごときに入れ込んでいるのかな?」と不審がっていた。

羽賀逮捕をきっかけに、梅宮アンナが過去の亡霊から完全に決別できれば、せめてもの慰めだろう。