昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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石川遼への狂想曲

日曜日は、我がホームコースの月例日。
最近は腕試しの為、月例には真面目に参加している。
ところが、スタートホールのドライバーが林の中でダボ、次のパー3もバンカーからホームランでダボ、三番ホールのパー4はドライバーが池ポチャで何と9、わずか3ホールで一挙に9オーバー。
その後、調子を取り戻し何とかパーを取れるようになり、ネット4オーバーでプレイ終了したら、参加者全員不調だったようで3位入賞。
大儲けした思いだ。

しかしゴルフ界のハイライトは、何と言っても東建ホームメイトカップゴルフ。
テレビ中継では、おそらくかなりの視聴率を稼ぎだしたテレビ東京のハシャギぶりが目立った。
平日の木、金曜日もひたすら石川遼を追い続け、土曜日はトップになったものだから、もう優勝が決まったような大騒ぎで、ヤレ「新人とは思えない」とか、「去年より格段良くなっている」とか、「雰囲気がある」とか、称賛のオンパレード。
まさに人気低迷男子トーナメントの救世主扱いだ。
我がホームコースでも、コースの中はメンバー同士でハニカミ王子石川遼の話題で持ち切り。
成績が振るわなかった人達は、「早く帰ってイシカワ君を応援しよう!」とイソイソと帰路についていた。
おそらく、このトーナメントがもたらした経済効果は計り知れないほどの金額になるだろう。

確かに、片山晋吾や谷口徹では、颯爽とデビューした石川遼に比べ見栄えだけでなくマナーも評判が悪い。
そこでゴルフ界としては、わずか16歳の青年にすべてを託したいのだろうが、ただ、80%以上は石川遼だけを追っかけたようなテレビ放送では、今後のトーナメントで彼が欠場すると、途端に火が消えたような事になってしまうのではないかと心配してしまう。
それにいかに才能があろうとも、まだプロに成り立ての新人選手の後塵を拝するようでは、先輩プロとしては面目が立つまい。
結果は、最終日に石川遼が精神的スタミナ不足を露呈、選手会長の宮本が優勝、石川遼は何とか5位と、「目出度し目出度し」で終わった。

ただ、石川君、インタビューで自分の父親を「おとうさん」と呼ぶのは如何なものか。
年齢こそ16歳だが、プロゴルファーでもう立派な社会人なのだから、身内に敬語を使うのはみっともない事だという事を勉強しないといけません。
と、最後は定番の年寄りの苦言となったが、確かに石川遼のプロデビューは衝撃的。
「最近のワカモノはスバラシイ!!」と、素直に褒めましょう。