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石川遼が残念ながら予選落ち!

男子ゴルフ界の救世主、石川遼
「出た試合の全て予選通過」が目標だったが、既に三試合目中日クラウンズで頓挫、そして今回またしても予選落ち。
下から数えた方が早い、100位以下だった。
テレビの解説では、「まだ予選通過は大丈夫」とか、「次の17番ホールでイーグル」とか、とにかく楽観論連発で何とか視聴者の関心を引こうと努力していたが、肝心の石川遼は周囲が笛吹けど踊らずで、ボギーやダボを連発していた。

初戦は一時トップに立つなど鮮烈なデビュー戦だったが、その後は泣かず飛ばず。
出る杭は打たれるで、成績が低迷すると、途端にあれやこれやと姦しくなってくる。
早速に技術的な問題点が指摘されたり、「まだ引き出しが少ないので、トラブルへの対処が出来ない」とか、果ては「父親が増長している」とか、とにかくまだ16歳の若者に集るような様々な意見が出ている。
そんな意見があるのなら、結果が出る前に早く言えば良い物をとも思うが、たとえ予選落ちしようが石川遼が一番の注目株である事は間違いない。
決勝ラウンドのテレビ放送でも、視聴率を稼ぐ為に予選段階での石川遼のミスショットの数々を紹介していた。
マスコミは「史上最年少でメジャー優勝期待」と勝手に持ち上げておいて、結果が伴わなくても屁理屈をつけまくって石川遼を追いかけ続ける。
とにかく石川遼がいなければ番組が成立しないのだ。

予選落ちした後のインタビューで、「このままではギャラリーが減ってしまうので、次の試合ではたくさんバーディーを取る」と健気に答える姿勢が、かえって追い込まれた印象を与えてしまう。
そもそも、わずか16歳で海千山千の世界に飛び込んだのだから、技術的に未熟さがありうまくいかないのが当たり前。
たまたま、スタートが良すぎたものだから、多くの人が一気に「勝利が近い」と勘違いしたのだが、先輩プロ達だっておめおめと後塵を拝するとは思えない。
マチュアと違いプロになると、自分個人ではなく、支えてくれる全ての人たちの為にも良い結果を出さねばならないプレッシャーが押しかかる(らしい、高橋勝成プロが書いていた)。

石川遼が低迷男子プロゴルフ界を活性化した事は間違いないのだが、しかし冷静に考えれば、今後の試合では予選落ちを繰り返す事だってあり得る。
直線的に目標を攻めるプレイだけでなく、ギャラリーとの接し方やインタビューへの受け応えに、清々しさを感じているファンは多いが、ゴルフトーナメントは人気で予選を通過できるものではない。
今後、たくさんの経験を経ながら、だんだん強くなるのが理想なのだから、現在の成績に一喜一憂する必要などサラサラない。
そんなリラックスした思いで、来週の石川遼に注目する事にしよう!