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石川遼はいつ優勝できるでしょうか?

男子ゴルフ界の救世主、石川遼が日本一を決める日本オープンで単独二位に食い込んだ。
いささか牽強付会なれど、現時点で実力日本二位!
わずか17歳の青年だから、これは快挙だろう。
しかも最終日は、あの難コースでアンダーパーでラウンドしている。
僕は数回古賀ゴルフクラブでプレイした事があるが、ど素人から見ても何と難しいコースかと驚いた記憶がある。
16番だったと思うがバンカーに打ち込んだが、そこは階段で下りて行くほど深く、もちろん一発脱出は不可能、ボールが前の絶壁に止ったのでアンプレアブル宣言、とうとう後ろに打たざるを得なかった。

そんなコースをアンダーパーで優勝した片山晋呉はもちろん偉いが、二位の石川遼だって相当なものだ。
石川遼はほとんどのホールで得意のドライバーを使いナ、イスショットを連発したらしい。
片山が全くドライバーを使わなかったのと好対照で、こんな所も「若さ溢れる」と評価が高い。

しかし、彼の面目躍如の最たる所は、プレイ後のインタビューへの受け答えにある。
初日、二日目は大御所、青木功とのラウンドだったが、終了後は「楽しかった。いつまでも一緒にプレイしたかった」と笑顔で答えていた。
プレイ内容は青木を圧倒、内心は「この年よりは下手だなァ」と思っていたかもしれないがおくびにも出さない。
あくまで大先輩を立て、謙虚に感謝の気持ちを伝えていた。
最終日も、「たくさんの蓄えが出来ましたね」との質問に、「今日一日かけても足りないくらいできました」と答える。
片山に対しては、「実力が違う。人一倍努力しないと一生追い付けない」
誰かに指導されたわけでもなく、人柄そのものが染み出すような受け答えが出来るとは感心と感服至極!
プロになるのは早過ぎるとの不安があったが、技術的にも人品骨柄も男子プロゴルフ界の中心人物への道を着実に歩んでいると思われる。

こうなると、プロとしていつ初優勝できるかが関心の的になる。
そんなに遠い日ではないとも思うが、しかし、彼の若さがコースにドンピシャリと合わないと苦しい気もする。
何せ、ドライバーの調子はその日次第。
今回の二位躍進は、得意のドライバーに加え、パターも絶好調だった。
こんなに条件が整った試合でも、片山のように更に上を行く選手がいると優勝できない。
石川遼の初優勝には、心技体が完璧に充実する事に運が加わる事が必要だ。

男子プロゴルフを盛り上げる為に、石川遼の初優勝が待ち遠しい。