阪神の今シーズンが終わった。
今シーズンの阪神は、リーグ優勝間違いなしの快進撃を続けていた。
しかし、それも北京オリンピックで一気に暗転、巨人にメークレジェンドの大逆転を許した。
クライマックスシリーズ第三戦の９回表、藤川の直球を来年は中日を首になるウッズが見事にホームラン。
もしも延長戦になったら、岡田監督は藤川を続投させるつもりだったのだろうか？
藤川で負けたら仕方がない。
９回同点の場面での藤川投入は、岡田監督が死に場所を求めた采配だった気がしてならない。
阪神岡田監督にすれば、これもまた有終の「美」だろう。
それにしても、これで今シーズンのクライマックスシリーズで、セパ両リーグ三位が日本シリーズの覇権を争う事もありうる事態となってきた。
セリーグで、広島と激烈な争いの結果、やっとこさ三位に滑り込んだ中日と、オリックス、ロッテに遥か離された日本ハムの争いになっても、日本シリーズと言うのだろうか。
巨人軍の九連覇、西鉄ライオンズ奇跡の三連敗四連勝。
日本シリーズでは、記憶に残る素晴らしい戦いが繰り返されてきた。
だからこそ選手達や球団関係者は、文字通りたった一つの日本一の栄冠の座を目指して、まずはリーグ制覇へと一年間努力を繰り返してきたはずだ。
今や、クライマックスシリーズがあるので、途中から三位以内狙いの試合運びが多くなってしまう。
それはそれで結構盛り上がりを見せるが、しかし果たしてリーグ三位にチームを日本一と賞賛できるものだろうか。
やはり日本シリーズはリーグ制覇チームの争いにした方がよい。
