昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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敢えて石川遼に苦言を!

ホームコースのゴルフ仲間と、石川遼の話で盛り上がった。
テレビの男子プロゴルフ中継は、成績の如何に拘わらず、男子プロゴルフ界の救世主、石川遼を中心に組み立てられる。
優勝争いとは別に、「今日の石川遼のハイライト」場面が必ず放送され、我々は成績だけでなく石川遼のプレイ振りも確認できる。
大洗カントリーでの奇跡的なイーグルを見ても、石川遼が類い稀なる強運の持ち主であり、またゴルフの才能もかなりハイレベルにある事には異論がないだろう。
今後順調に伸びていけば、かなりの期間にわたって男子プロの中心人物としてツァーを引っ張っていく事になるのも間違いない。

しかし仲間全員が、今のままゴルフ馬鹿の道を進む事が彼の将来にプラスになるのだろうかと疑問を持っていた。
石川遼が今年のアメリカツァーに挑戦した時、主催者のアーノルド・パーマーから「学校に行って勉強するよう」アドバイスを受けたらしい。
ゴルフの最高峰マスターズゴルフに挑戦する事が夢の石川遼にとって、単に日本のトッププレイヤーとしての立ち居振る舞いが出来ればいいわけではない。
アメリカでの社交性も必要になってくるし、何よりも国際的に通用する人間性を磨かないと尊敬されない。
パーマーが、若い時には勉強するようにアドバイスしたのは、実に正しい。

現在の石川遼は所属する高校への出席もままならず、レポート提出で単位を獲得しているらしい。
何せ、彼が出場するかどうかでテレビの視聴率に極端な差が出る。
スポンサーは、何が何でも出場して欲しいだろうし、出場したからには何とか予選通過を願っているだろう。
男子プロゴルフ界すべてが、17歳の石川遼にはプレッシャーになってくる。
そんな中で、石川遼の取り巻き連中は、ゴルファーとしての才能を磨きあげるのではなく、最も金になる商品としての価値を高めようとしているように見えてならない。

石川遼は、17歳にしては人間が出来過ぎのように思える。
若い時には少しはヤンチャな部分が見えるはずだが、あらゆる場面でソツなく笑顔でインタビューをこなし、好感度を上げている。
本来はもっとわがままも言いたいのだろうが、かなり無理をしているのではないか?
世の中には無駄だったと反省する事はない。
一見ゴルフの技術には無関係に見える学問も、人品骨柄を尊敬されるプロゴルファーになる為には必要不可欠だ。
好漢、石川遼のモットー「急がば廻るな」は若さゆえの気負いだ。
やはり、「急がば廻れ!」