昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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この際、鳩山総務相頑張れ!

「私は信念を曲げません」
鳩山邦夫が大見えを切った。
日本郵政西川社長続投をめぐる大喧嘩の行く末だが、「例え麻生首相が西川続投を支持しても任命権を行使して反対する」とまで言うのだからただ事ではない。

僕は依然、悪相の度合いから見て鳩山に勝ち目はないと、まるで無責任な予想をした。
http://blogs.yahoo.co.jp/saraam_s/59465703.html#59587881

その後の事態は全く予想通りの進展で、今や鳩山総務相は孤立無援!
親分の麻生からも、友人の与謝野からも、菅選対副委員長からも「いい加減にしてくれ」とあきれられている。
外堀も内堀も埋められ、まるでドンキホーテのように「正義!」とか「信念!」とかを喚いているに過ぎない。
狡猾な西川社長のほくそ笑みが見えるような気がする。

鳩山邦夫は、麻生首相を窮地に追い込みかねないのに、何故こんなに西川更迭に拘るのだろうか?
本質は、小泉純一郎が進めた郵政民営化への疑念だろう。
しかし鳩山邦夫は、ひょっとしたら本当にまるで純粋な政治家なだけかもしれない。
ただ、小泉-竹中が推し進めた民営化の陰で、その応援団だったオリックス宮内が利権の臭いを嗅ぎつけ、「かんぽの宿」を不当に安く落札したのも間違いない事実だ。
竹中は、「かんぽの宿は赤字事業だったので早期に一括販売するべきだった」と主張していたが、仲間内の宮内が落札したとなると、誰もが胡散臭さを感じる。

西川は元住友銀行の超ワンマン経営者だった。
三井銀行との合併時に、頭取を三井側に譲りながらも実質的には独裁的な経営を進め、三井銀行を徹底的に骨抜きにした凄腕振りは語り草になっている。

自民党には、そんな西川を三顧の礼日本郵政の社長に迎えたのだから、本人が続けたがっているのをクビには出来ないとの思惑もあるらしい。
しかし、我らが鳩山は「私の正義を曲げる事は政治家として出来ない」と意気軒高だ。

僕は、別段鳩山邦夫が好きなわけではない。
しかし、「民営化すればすべてがよくなる」とお題目を唱え、日本中を催眠状態にした小泉-竹中路線には違和感を持っていた。
だから、政商宮内の実態が見えてくると、ついつい西川も同じ穴の狢と思えてしまう。

よって、訳が分からないなりに「鳩山総務相頑張れ!」とエールを送りたい。