ゴルフに一所懸命になるほど、体のどこかを痛めている。
僕のスゥイングは基本的に手打ちなので、腰痛には比較的縁がない。
しかしその反面、最近ではミスショットすると左手中指を中心に痛みが走る。
特にドライバーのミスはダメージが大きい。
最近変えたばかりのシャフトはハードヒッター用(らしい)が、こいつを打ち損なう度に左手にショックが蓄積してしまう。
その内に左手中指が折れてしまうのではと不安になる。
無論ナイスショットの後は何ともない。
だからキチンと芯に当たりさえすれば問題ないのだが……
ホームコースのフルバックからのプレイで、ドライバーを使用するホールは12。
(因みに白マークからなら、10ホールに減る)。
その内ナイスショットの可能性は、平均的に三割程度。
後は、大なり小なり(大部分は大だが)、何らかの不満が残っている。
打ち損なう最大の理由は、「リキミ過ぎ」にある。
どんなにチカラ任せに振っても、ヘッドの芯に当たらなければ距離が出ない。
よって、ひたすらボールを凝視し続け、ヘッドのど真ん中に当てさえすれば良い。
と、理屈では分かっていても、同伴競技者がナイスショットすると「負けてなるか!」とリキム。
風がアゲていると、「強く打たなければ!」とリキム。
フォローの場合、「この風に乗せて!」などと、出来もしない事を考えてリキム。
どうにも煩悩塗れ、欲望の塊と化して、とにかくリキんでしまう。
作用反作用の法則
中学か高校の物理の授業で聞いたような気がするが、リキめば反作用もリキんで返ってくる。
その結果、ショットの直後に「痛ェ!」と左手を抱えて座り込む。
長くゴルフを楽しむ為には、まずは健康第一!
故障のない体が絶対の必要条件。
その為には、飛距離へのこだわりを捨て、センターフライ狙いに徹する。
分かっちゃいるけど、いい年こいたオッサンゴルファーはドライバーを持った途端に、不思議な高揚感に駆られ、理性の全てを忘れ去っている。