昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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「ライオンキング」を見ましたよ

今年は一週間ぶっ続けで年休を取ったが、何にもする事がない
夏休みは暇だ。
そこで夫婦揃って、劇団四季の「ライオンキング」を見に行った。

実は今年のゴールデンウィーク、ブロードウェイで本場の「ライオンキング」を見て大感激。

ストーリーは単純明快だが、日本の天皇皇位継承権のような問題も含んでいる。
兄の王に息子が生まれ、継承権一位となる(これが主人公シンバ)。
それまでは一位だったのに王になれなくなった弟が、謀略で兄を殺しその地位を奪う。
ところが悪政で人心が離れ、最後は正義の味方の主人公に悪事が暴かれるハッピーエンド。
本場ではもちろん全編英語で、しかも劇中では猿や動物達はアフリカ的な言語で歌う。
何となく理解できた積りだったが、詳細は分からない。

そこで、日本の「ライオンキング」と見比べようと思い立った次第。
午後6時半開演だが、およそ千席はあろうかと思われる会場は満席。
夏休みなので子供連れの観客が多い。

こちらは当たり前に全編日本語。
しかも、本場の物とほとんど同じ内容で進行していくので良く良く理解できた。
周りの親子やアベックも、「良かった、良かった!」と感想をもらしながら帰路に就いていた。

そうは言っても、当方ミュージカルファンとして簡単に褒めちぎるのも芸がない。
苦言を二つ。
一つは会場が狭い。
劇場が浜松町から徒歩七分の距離なので土地代が高過ぎるのだろうが、ブロードウェイに比べると恐らくは四分の一程度ではないだろうか。
その分迫力に乏しくなる。
二つ目は、ヒロイン役の「ナナ」(主人公シンバの恋人役)が、踊りの最中にスリップして転んだ。
必死に取り繕っていたが、「プロの眼」は誤魔化せない。
これは愛嬌で済ませるが、男性アンサンブルも女性アンサンブルもやはり踊りに関してはかなりオチル。

しかし細かい事を気にしなければ、出演者の声量も豊かだし親子で楽しめるだけでなく、恋人通しでも大いに楽しめるミュージカルだ。

という事で、帰宅して早速ビデオ観賞。
もう一度感激を新たにした。