昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ハンディ1の凄いヤツが相手、キリキリ舞いヨ

8月の月例は5着に入賞。
チッチャなマグカップを貰った。
実は午前中は、1メートルのバーディーパットを二度も外しながら1オーバー、優勝すらも狙えるスコアだった。
しかし午後からは一転。
パーパットに嫌われ続けた上に、15番でそれまで安定していたドライバーが左一直線のOBで万事休すとなった次第。

今回の同伴競技者は、ハンディ22の初心者、7のベテラン、そしてもう一人が我がホームコースでまさに一、二を争う実力者でハンディ1の凄腕氏。
この御仁は68歳らしいが、昨年もクラブチャンピオンになったような大変な腕前で、誰もが一目置いている。
膝を痛めているらしく、盛んに「昔はもっと飛んだ、昔はもっとうまかった」と自嘲気味に話すが、なんのなんの。
今でも充分に、超トップクラスのショットを連発する。

安定したドライバーもさる事ながら、何が上手いかって、二打目のアイアンの正確さは群を抜いている。
まずパーオンを外す事がない。
加えて、「衰えた」と自称するパットも正確無比。
稀にミスをするのが全盛時代との相違点だろうが、午前中1オーバー、午後4オーバーで纏め上がるところが凄い。

元々日本を代表する総合商社のヤリ手サラリーマンだったようで、今でも商社別対抗戦なんかではお呼びがかかっているようだ。
往年の猛烈社員を髣髴とさせるほど、よく喋る。
ラウンドの一日中、間断なく喋り続けていたが、話す内容はゴルフに対して真剣だし面白いし、全く不快感はない。

当方、未熟ながらも午前中は凄腕氏と同等に張り合えたが、午後からは実力差を見せ付けられた。
が、「あなたは、ショットのリズムが良い。まだまだ上達できますヨ」と、それなりのお褒めの言葉を頂戴し、お世辞に弱い当方はすっかり満足の一日だった。

ゴルフが上手い人とそうでない人は、何が違うのだろう。
勿論スウィングが出来上がっているか否かが一番の差だろうが、ピンへの攻め方にも大きな違いがあるようだ。
凄腕氏も一発勝負の時にはギャンブルショットを厭わないが、通常は臆病なほどに用心深くリスクを避けている。
当方は未熟者にも拘らず、常にピンを一直線に狙う超楽観主義者。
凄腕氏が、バンカーのボールが足跡に留まっているという理由だけでピンと全然違う方向に打ち出し、パター勝負でパーをとった時にその鈍な攻め方に驚いたものだ。

成る程、我がホームコースで「マッチプレイの鬼」と恐れられる凄腕氏の一端を垣間見る事が出来た。