昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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強風、とっても寒い、だけどゴルフ

ゴルファーは、天気やコース、同伴競技者には絶対に文句を言ってはいけない
と、分かっちゃいるけど、そこは生身の人間。
寒けりゃブルブル震えながら「こんな日にゴルフなんて」とぼやくし、ボールがOBに消えると「何でこんな所がOBだ!」と悪態をつくし、同伴競技者のプレイが遅いとイライラする。

この日の天気予報は暴風注意だったが、家を出る頃は快晴無風。
「ひょっとしてこのまま」と期待しながらゴルフ場へ。
そこには同じような思いの身勝手ゴルフ大好き人間が集合していたが、いつもに比べると格段に少ない。
その為、いつもは手続きがうるさいフルバックからのプレイがOK。

ところがと言うか、やはりと言うか、9時17分ティーオフと同時に、天気予報通りの肌を突き刺すような風が吹き始めた。
一番ホールのグリーンに乗った時には、あっと言う間に強風状態。
まっすぐ進むのも厳しい風のせいで、鼻水は垂れるし涙は出て来る。
グリーンの上だけでなく、バンカーでもフェアウェイでもボールが動きそうになる。
途端に、お友達二人組の一人A氏が口を尖らす。
「Sさん、寒いじゃないか。暖かいなんて何だよ!」
何でも朝方SさんがA氏に電話、「今日は暖かそうだからゴルフに行こう」と誘ったらしい。
Sさんも「ごめん、ごめん、騙したようなので後ほど腰のマッサージでもサービスします」と謝罪するが、それにしても予想以上に悪いコンディションでのプレイとなった。

当方「こんな日にも練習しておかないと。いつもいい天気まかりではありませんゾ」と諭すが、そう言う本人も午前中でギブアップしようかと思ったほどの悪天候
フルバックからのプレイが恨めしいほどで、スコアどころではない。
途中から、「昼飯は暖かい鍋焼きうどんと熱燗」と、楽しみが変わってしまう。
昼休み、彼の二人組はさっそく「熱燗!」「焼酎お湯割り!」と、食べ物もソコソコにアルコール注入。

午後は、更に風が強まる。
ここに至るとさすがに四人ともスタミナが切れてしまい、天気に文句を言う元気もなくなる。
「今日は完走しよう」と目標変更。
すっかり和気藹々、むしろお互いを励まし合い、助け合いながらのゴルフになったが、これもまた楽しい。
ホールアウト後は、何となく「四人は苦労を共にした同志」的な感覚になってしまった。

快晴無風でなくても、ゴルフは充分に楽しい。