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タイガーウッズが謝罪会見した日

世界中が注目したタイガーウッズの謝罪会見の日。
タイガーほどはゴルフがうまくはないが、タイガーほどゴルフが好きな僕はゴルフに出かけた。
そして、「記者会見の最中はさぞや辛かっただろう」とタイガーの心中を慮るあまり、今年最悪、一年ぶりに90を遥かに超える97の不機嫌モードでフィニッシュ。
不調の原因は分かっている。
タイガーへの同情で集中できなかったのも一因(面白がっているだけのように見える?!)だが、何よりアイアンのシャンク!
一番ホールのドライバーは、快心の当りで250ヤードを遥かに超えた。
残り80ヤード、得意のはずのSWが哀れにもシャンク。
後は怖々のアイアンが続き、自信喪失に比例して更にシャンクを連発。
遂にはバンカーショットにもシャンクが出て脱出に5回も掛かってしまい、ハチャメチャになってしまった。
ただ残り三ホールで、例のスウィングプレーン理論を思い出したら治ってきた。
http://blogs.yahoo.co.jp/saraam_s/60572618.html
だから、また来週もゴルフに行く積り。
例によって、立ち直りは早い。

ところでタイガーウッズの謝罪会見だが、自分で書いたらしい文章を、自分が招待したゲスト40人の前で13分32秒かけて読み上げただけ。
中身は、ひたすら「御免なさい」を繰り返す。
記者会見とは言っても、いつもは鋭く問い詰める記者もいないし、事件への質問は禁止。
日本的に言えば、朝青龍小沢一郎の例を見るまでもなく、「説明責任を果たしていない」とブーイングの嵐になるはずだ。
ところが、アンケートでは「タイガーの気持ちが伝わった」と肯定派が45%、否定派は25%。
「出る杭は打たれる」のは日米一緒だが、アメリカでは日本ほど皮肉な見方ではなく、英雄待望的な雰囲気があるようだ。

ただタイガーには勝負師の厳しい目つきは皆無で、世間に怯える表情が多かったように思えた。
「自分は特別の存在だと思っていた」「金と名声があったので女性が群がってきた」と、聞き様によっては尊大な反省を並べたが、もう一度そんな自尊心を取り戻しゴルフコースにその雄姿を見せるには、まだまだ時間がかかりそうだ。
とは言え、復活のシナリオは想像できる。
実力は秀でているので、どこかで贔屓のスポンサーの大会で優勝、「過去の悪夢を乗り越えた」と称賛記事が並ぶ。
世間は「タイガーウッズも苦労したんだな」と、自分達の愛の鞭の効果に満足する。
果たして過ちを犯した人は、その後の成功で贖罪となるのか?
僕は疑問に思うのだが、多くの失敗者がその後本業で成果を出せば許されているのを見ると、タイガーウッズ問題もそんなところが相場だろう。