昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

宮里藍三連覇狂想曲の陰で

いよいよ女子プロゴルフトーナメントが始まった。
今年は、宮里藍アメリカツァーで開幕二連覇、「春から縁起が良いワイ」なのだが、いつもの事ではあるがマスコミの馬鹿騒ぎ振りは何とかならないか!

世界最高峰のアメリカツァーだが、開幕二連戦はタイやシンガポールでの開催だけに超一流選手は参加していない。
アメリカ本土では勝てない」と、宮里藍の快挙にケチをつける積りはないが、あまり大騒ぎすると手前味噌が見えてしまう。
「開幕二連覇は四十数年ぶりの快挙!」はまだ良い方。
「史上初の日米ツァー開幕三連覇!」等と、日本以外のどこにも価値がないことを騒ぎ立てる。
宮里藍は、今後アメリカに腰を下ろしてツァーを戦う積りのようだが、アメリカ本土でも、ワールドクラスのライバル達のギャフンと言わせるような成績を上げて欲しいものだが、こんな訳の分からない賞賛記事などは、むしろ滑稽話でしかない。

ところで、日曜日午後のテレビ放映は、予想通り宮里藍を中心にした内容になっている。
もはやどう足掻いても優勝がない状況でも、宮里のナイスショットを中心に組み立てられている。
ところが、結果を見てビックリ。
優勝したアン・ソンジュは、最後近くになってやっとテレビに登場したが、既にスコアはブッ千切り状態。
しかも、二位五人のうち二人まで韓国勢。
アン選手はまだ22歳と若いが、ドライバーの飛距離は260ヤード以上とか。
ドラエモンの縫いぐるみのような体型だが、あれでも10kg減量したらしい。
ダイエット前はどんな体格だったのだろうと、あらぬ妄想に駆られてしまった。
アイアンも上手く、日本勢などまるで敵わない。
こんな選手が韓国にはゴロゴロいて、アメリカでも日本でも切磋琢磨している。
日本では宮里藍が世界一になったような持ち上げ方だが、そんな報道に浮かれている暇などない。

アン選手は、日本語で優勝挨拶を行っていた。
書いてあるものを、たどたどしく読み上げていたが、彼女なりの日本ツァーの一員になる意思表明だろうし、その積極さは大いに賞賛できる。
また、「優勝したら石川遼選手に会いたい」との夢も可愛くてよい。
(僻みっぽい当方でも、彼女が首尾よく石川遼と結婚しても、全くジェラシーは感じないナァ。)

横峯さくら有村智恵古閑美保諸見里しのぶも、英会話を勉強しアメリカに溶け込もうと努力している宮里藍上田桃子に続いて、世界を相手に腕を磨かないと井の中の蛙で終わる。
結果として、日韓の実力差はますます拡大してしまう。
そんな気がする。