昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ゴルフにおける「無心の境地」

この土日、絶好のゴルフ日和なのに、家でウロウロしている。
特に今日の日曜日は、我がホームコースでは今年最後の月例。
気の置けない仲間とエントリーしていたのに、数日前に断腸の思いで断念した。

理由は二つ。
表立っては、左手親指根っこの痛み。
最近では、両手で思い物を持つとズキリと痛む。
ミスショットの後は、指を押えこんで呻いてしまう程ひどい。
しかし本当の理由は、最近のショットの不調。
それを道具でカバーしようと、中古アイアンを購入したが、まだ一度も実戦経験がない。
流石に、そんな心身ともに落ち込んでいる時に、月例参加は大それている。
という事で、男子プロトーナメントの賞金王争いのテレビ観戦を決め込んだ。

ところで、その昔、というほど古い話ではなく、わずか数か月前まで、我がアイアンの切れ味は同伴競技者の称賛の的だった。
それが、何がどうなったのかは分からないが、今ではパーオンに四苦八苦する程の体たらくとなっている。
本人には、まるで変化の自覚はない。
ただショットが好調だった時は、心配も何もなかった。
俗に言う「無心」に近い、自信満々だった。
やれ「スタンスがどうの」とか、「バックスウィングは」とか、考えた事がない。
そんな、良い時代もあったナァ。

今にして思い起こせば、それは単なる分不相応な思い上がりでしかなかった。
現在では、ボールを前にすると、途端に色々な事を考え始める。
しかも、「あの時シャンクが出た」とか、「OBが気になる」とか、マイナスイメージばかりが膨らむ。
恐らくは、腕が縮み、スウィングプレーンがブレにブレているのだろう。

大体、ゴルフの理論など、ショットの前には全て忘れている。
まるで発馬直前、ゲート前で気合いが高ぶっている競走馬のように入れ込んでいる。
それが、考え事をしているようでは、いいショットが出るはずがない。
今では、結果オーライだけが頼みの綱との情けなさ。

そんな訳で、現在ゴルフの謹慎中。
精神の修養を積み、「無心の境地」に至った後の来年くらいから、ボチボチ現場復帰を目指そう。