昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

面白かった男子ゴルフツァー!

最後の最後まで、男子ゴルフツァーが盛り上がった。
賞金王レースは、最終戦を前に、石川遼池田勇太の二人が先行した金庚泰を追い上げた。
優勝すれば大逆転もある。
しかし結局は、金庚泰が逃げ切り。
それにしても金庚泰の技術は凄い。
正確無比なドライバー、アイアンに加え、パターも上手い。
テレビの放送では、飛距離は大したことないと解説していたが、何の何の、あれだけ飛べば上等。
韓国人で史上初、日本ツァーの賞金王になったが、インタビューを聞いてもたどたどしい日本語ながら、ライバル日本選手への敬意も忘れないので、全く嫌みがない。
テレビの前に座り込んで、日本人選手へ応援を贈り続けた、自分の心の狭さを反省する事しきりだった。

石川遼君も、しっかりと見せ場を作ってくれる。
初日最下位スタートながら、二日目と最終日はバーディーラッシュ。
最後の18番、3番アイアンのティーショットは、あまりの見事さに思わず声が出た。
彼を見ていると、ひょっとしたらホールインワンでも仕出かしそうなオーラが満ち溢れている。
全盛時代のジャンボ尾崎に匹敵する、「真のスター選手登場!」を感じる。
二年連続の賞金王は逃したが、今年一年間、文句なしのMVPだ。

賞金王争いだけではない。
本来の、日本シリーズJTカップの優勝争いも面白かった。
優勝しかない池田勇太と、僅差で首位を走る藤田寛之の行き詰る緊張の大接戦に目を奪われていると、前の組の谷口徹が17番でイーグル、逆転首位に立ち、更に18番もパーに納めて、一気に優位に立つ。
対する藤田、17番はミスショットかと思いきや、ラッキーバウンドでグリーンオン。
これを、見事なイーグルで再逆転。
ところが、最難関の18番でティーショットが右バンカーへ。
ここからが凄い。
ナイスリカバリーで、ピン横1m。
難しいラインをバッチリ決めて、パーで逃げ切り。
最後の最後まで、ハラハラドキドキだった。

藤田のスウィングは、決してカッコいいものではない。
それでも40歳超で、メジャー初制覇。
あれを見ていると、我流ゴルファーの当方、大いに勇気づけられる。
いずれにしても、こんなゴルフが続くと、女子に押されっぱなしだった男子ツァー人気も盛り返すだろう。
来年の男子ツァーが楽しみだなァ。