昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ゴルフの言い訳

今年一番の冷え込みで、コースは一面霜で真っ白。
朝、布団から起き出すのに勇気が必要になってくるが、それでも元気にゴルフが出来ればストレス解消になる。
ホームコースには、いつものお馴染みさんがゾロゾロ。
本日の組合せは、つい先だっての打ち込み事件の同伴競技者達なので、早速反省会で「本日は前方注意最優先」を確認してスタート。
当方ドライバーの第一打、凍ったグラウンドに、いきなり右足が大スリップしてのチョロ。
その後は「寒い、寒い」を連発しながらも、出来るだけ日向を歩くと段々ウォームアップしてくる。

ところで、今回同伴のSさん。
自宅の机にもパソコン二台が必要な業務らしく、話振りも辣腕さと会社ではソコソコの地位を髣髴とさせる。
プレイも早く、他人のミスショットにも「打ち方は良かった」とか、常に褒め言葉を忘れない。
全く不快な思いなど感じさえないはずなのだが、この人には唯一最大の欠点がある。
自分のミスショットに対しては、毎回のように、且つ大袈裟に言い訳するのだ。

当方は、ミスショットは単に打ち損なっただけであり、スウィングが一定しないアマチュアゴルファーなら、およそ八割から九割はミスするものだと思っているので、一々自分の結果を解説されても、「聞いちゃいないよ」が正直な感想だ。
だから、「ヘッドアップしていた」とか、「体が開いた」とか、ミスショット言い訳の定番を説明されると、最初の頃は「フムフム、成程」と聞いた振りをしているが、その内「またかヨォ」とうんざりしてしまう。

一体ゴルファーは、何で自分のミスを言い訳するのだろう。
仕事の場合は、即座に言い訳すると実にはしたない。
少なくとも、「何故失敗したか?」の原因究明と、適切な対策検討が必要となるはずだが、ゴルフの場合は、とにかく瞬間的に、しかもピンボケの言い訳が優先される。
たかが「お遊び」なのだが、サラリーマンも事業主も、どうも他のスポーツに比べ、ゴルフだけは自己責任の意識が強いような気がする。
それだけに、ミスショットした自分の見ている、他人の目が気になる。
もしくは、自分に二度と同じミスをしないように、言い聞かせる必要性を痛感する。
よって、ミスすると、すぐに誰かにその理由を分かって欲しいと、言い訳するのだろう。

因みにSさんは、あらゆるショットが横峯さくら真っ青、驚くほど大きなバックスウィングなので、アプローチはおろか、パターですら距離感が全く合わない。
パターで、グリーンオーバーなんてごく当たり前なので、なかなかスコアがまとまらない。
勢い、言い訳の数も半端ではない。
それがゴルファーの可愛さかもしれないが、毎回毎回のお付き合いは、正直言ってシンドイ。