昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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アイアンの飛距離

最近アイアンを代えた。
10年以上使い続けた初代「ホークアイ」は愛着のあるヤツだったが、寄る年波には勝てず。
長い間の酷使続きで、ヘッドはフェースもソールもすっかり傷だらけ。
見てくれが大変悪い。
そこで思い切って、ダイワONOFFを購入した。
海外の現地社員から借用した時に、このクラブがとっても使い勝手が良かったからだ。

一番の魅力は、飛距離。
本来アイアンは、飛距離で選ぶものではない。
しかしONOFFは、それまでの自分のイメージよりも、明らかに一番手は飛距離が違う。
結果としてその分、グリーンを狙うショットが易しくなる。
実際に使ってみると、確かによく飛ぶ。
先だって、我がホームコースの兵三人との組合せでは、四人ともONOFFを使用していた。
人気の程が分かる。

ところが、アプローチまで距離が出る。
当方、従来のアイアンでは、転がしの寄せでは必ず9番アイアンを使ってきた。
しかしそれだと、新しいアイアンでは、明らかにイメージよりも転がってしまう。
最初は慣れの所為だと思っていたが、よくよく見ると、ロフトが立っているように見える。
仕様書を比較してみると、ONOFFのロフトが、実に凡そ一番手立っている事が判明。
なんて事ない。
ソリャァ飛ぶはずだ。
要は、一番手大きいクラブで打っていただけだった。

その昔ホンマのアイアンで、+2シリーズがあった。
5番アイアンのロフトを、3番に合わせる。
アイアンまで飛距離に拘るアマチュア心理につけ込んだインチキ商品だったが、ONOFFもそれに近い。
パー3ホールで、人よりも一番手小さいクラブを使うと、自尊心はくすぐられるが、ネタがばれると価値もガタ落ちになる。

何故、クラブメーカーで統一規格にしないのだろう。
アイアンでも、新たに2010年溝規制が始まった。
我々アマチュアには、当分の間は実質お咎め無しらしいが、数年前の高反発ドライバーが使用禁止になったように、いずれは従来アイアンを買い替えることが義務付けられるだろう。
ピンアイ2のU溝は、ラフからでもボールが止まるので不公平だと、使用できなくなった。
しかし溝の形状を規制しても、アマチュアレベルでは顕著な差が出るはずがない。
それよりも、ロフトとか長さとかを統一した方がよっぽど不平等さを改善できる。

ゴルファーはいつも飛距離を夢見る。
その為にクラブメーカーが、シャフトとか材質とかで技術開発を進めるのは大いに歓迎だ。
しかし、単にロフトを立てるだけでは、些か騙された感じがしてしまう。