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超名門、古賀ゴルフ・クラブ

三年前の日本オープン
優勝して永久シード権を得たのが片山 晋呉。
そしてプロデビューしたばかりの17歳石川遼は、この大会で単独二位に食い込んだ。
石川遼が、プロゴルファーとしてもトップクラスの逸材だと実力を証明したゴルフコースが、九州の超名門、古賀ゴルフ・クラブだ。

今回、そんな有名なゴルフ場でプレイが出来た。
前夜祭は顧客と会食。
飲み放題の店だが、珍しく「八海山」「越の寒梅」「久保田」等の有名日本酒まで用意されている。
何よりも、時間制限がない。
博多の魚や寿司を満喫、「これ以上は飲めまシェーン!」状態でホテルに戻る。
すると、ポツポツ雨が降り始める。
翌日の天気予報は「雨のち曇り」
折角古賀ゴルフ・クラブでのプレイなので、日頃はまるで無縁な神様に「明日の天気、宜しく!」と祈りを捧げる。
翌朝、ゴルフの時は常にも増して早起きになり、午前4時には目が覚める。
すぐに天気を確認すると、結構雨が降っている。
午前中は雨を覚悟、タクシーでゴルフ場へ向かう。

古賀ゴルフ・クラブは、練習場が素晴らしい。
200ヤードを遥かに超えるドライビングレンジの横に、本格的なアプローチとバンカー練習場があり、スタート前の調整用として大いに助かる。
メンバーの中には、ここでの練習だけにやってきて、風呂に入って帰る人もいるらしい。
その場合、もちろん料金はタダ。
この辺が、流石に超名門ゴルフ場のステイタスだ。

プレイ開始の頃には小雨交じりだが、「猛暑の夏場に比べれば却って楽」等と、楽観的にお互いを励まし合って、いざスタート。
キャディさんから「バンカーは自分で直して」とかのプレイ上の注意に加え、服装規定がチェックされ、「皆さまは、全く問題ありません」とのお墨付きを貰う。
この辺もまた、流石超名門。
更には、「今日のグリーンはバミューダ芝、日本では古賀ゴルフ・クラブにしかありません」と、グリーン自慢のクリップまで準備されていた。
スタートホールこそ傘を差したが、11番150ヤードパー3では雨も上がった。
ここはフォローウィンドなので、9番アイアンを使うが左のガードバンカーへ。
「練習の成果を」と張り切ってのバンカーショットが、スルスルとカップインのバーディー。
天気と共に、気分も良好になる。
しかし、クラブ側自慢のグリーンは、アンジュレーションが強く、矢鱈と難しい。
しかもグリーンが硬くて、ボールがダイレクトに落下すると、跳ねてこぼれてしまう。
グリーン上には、ボールの落下跡がほとんどない。
その後は、ダブルボギーを連発するが、午後のアウト8番パー3で、またもアプローチが直接カップインのバーディー。

同伴者からもキャディさんからも、「アプローチがお上手」と大絶賛され、すっかりいい感じでプレイ終了。
平日の所為かプレイヤーが少なく、所要時間はイン・アウト共に1時間40分。
こんな超名門ゴルフ場で、こんなプレイが出来ると、全ての憂さが晴れてしまう。
マチュアのヘボゴルファーでも、一日に一度くらいはプロ並みのプレイが出来る。
まるで三年前の石川遼の気分で、「だから、ゴルフはやめられない」