昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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夫婦でゴルフ

我がホームコースには、夫婦でメンバー組がかなりいる。
親父がメンバーになった後、嫁さんを誘うケースが大半のようだが、皆さん大変仲が良い。
少々金がかかるのが難点だが、夫婦で一緒にゴルフが出来るなんて、老後の過ごし方としては羨ましい限りだ。

我が家の嫁さんも、少し前まではゴルフレッスンも受けたし、友人と近所のパブリックコースに通っていた。
プレイすると偶にはナイスショットがあるものだから、ソコソコには楽しんでいたようだが、残念ながら○十肩に見舞われ、クラブが振れなくなったので暫し休止状態になっていた。
最近では、寄る年波で感覚が鈍感にでもなったのか、肩の痛みも軽くなったみたいで、またゴルフをやる気になってきたようだ。

事ゴルフになると、当方と嫁さんでは年季が違う。
悲しいかな、家庭では主導権はほとんど嫁さんに握られ、まるで存在感がないのが実態だが、ゴルフだけは一日どころか四十年の長がある。
一緒にプレイした事も数回あるし、懇切丁寧に指導もした(積りだ)。
が、我が家の場合、大体喧嘩になった。
当方:「こうした方がいいよ」(と、あくまで下出にアドバイス)。
妻:「分かっているワヨッ、今そうしようとしていたんだから。もォーッ、余計な事言わないで」。
と、こうなるのが相場。
赤の他人のアドバイスは素直に聞くが、旦那には反抗的になってしまう。
結果として、「ジャァ、勝手にしたら」となる。

コースのキャディに言わせると、「同伴者が奥さんかガールフレンドかはすぐに分かる」らしい。
オトコどもは、愛人、ガールフレンドへは肌理細やかな気配りをするものだが、嫁さんはホッポラカスらしい。
男性心理としては、分からないでもない。

しかしこの年になると、愛人を囲うにも、ガールフレンドと付き合うにも、資力も体力も不足している。
結果として、嫁さんに捨てられようものなら、将に行き倒れ。
濡れ落ち葉として、縋り付くしか生きる術がない。
慌てて夫婦でゴルフを企画し、ゴマをすらねばならないだろう。

尤も、サラリーマンとして長年宮仕えをしてきたので、愛想笑いやヨイショは得意中の得意技だ。
こんなところで、四十年のキャリアが役立つとはネェ。