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沖縄の超バブリーなゴルフコース

沖縄島の南端に位置する、ザ・サザンリンクス・リゾートゴルフ場。
豪華なホテルは、その昔地下千mを掘った温泉付きの、典型的なバブルコース。
クラブハウスが豪華絢爛で、天井が矢鱈と高い。
オープン当初は大人気で、ゴルフスタートもホテルも予約が取れなかったらしい。
しかしご多分にもれず、この手のゴルフ場は全国で行き詰っている中、このコースもまた案の定、外資アルカディアに買い叩かれている。
自慢だった温泉も、コストダウンの為に現在閉鎖中とか。

今回は、このコースで朝7時半スタート。
まだ夜明け前の6時半に那覇市内をスタート、7時にコース到着。
受付のオバチャンが、「今日は暖かいけど、風が強いから」と声をかけてきた。
確かに東京からコートとマフラーで重装備して乗り込んだ沖縄は、一日で一番寒い夜明け前でも10℃を超えているし、昼間は20℃を超える。

クラブハウス内で朝食を摂りながら外を見ると、そんなに木が揺れてはいない。
「大した風じゃないや」の楽観ムードも、スタートまで。
アウトの一番は、海に向かっての豪快な打ち下しホールだが、モロに強風が吹き付ける。
海岸線に沿ったホールでは、あまりの風の強さに立っているのがやっとの状態。
沖縄でも珍しいくらいの風が吹き荒れ、スコアどころではない。
因みにアゲの風では、150ヤードを5番アイアンでフルショットしても、グリーンの遥か20ヤード手前に落下してしまう。
パターもアプローチも、風の影響で曲ってしまうので、手の施しようがない。
物凄い風なので、パターのアドレス後にボールが動くなんて、ごく普通に発生する。
しかしクラブチャンピオンの常連さんが、「今年からルール改正で、風の影響でボールが動いた場合は、無罰でボールが止まった位置から再プレイ」と教えてくれた。
知らなかったナァ。

その内に涙は出るし、洟までたれてくる。
気温は高いが、風の所為で体が冷えてしまうので、ベストを着ていて丁度いい。
210ヤード海越えのパー3は、予想通りにボールが上がらず、断崖絶壁を直撃のOB。
例のプッシュ打法でも全く歯が立たない、我ながら情けない一日になった。
それでも9番パー5では、隣のホールからグリーンオンして、何とバーディー。
沖縄の社長さんが、「この風の中、ここでバーディーを取るとは」と褒められ、一気に気分が良くなる。

途中の茶店で食べたオデンの豚足、沖縄名物らしいハム、野菜入りのおにぎりが美味かった。
昼の12時にはラウンド終了。
レストランでランチを食べていると、観光客の団体が押し掛けてきた。
太平洋を一望できる眺望の良さから、観光の人気スポットでもあるらしい。

不出来ゴルフだったので、社長さんと来年2月に同じコースでの再戦を約束して、タクシーで空港に駆け付けた。