昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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河川敷コースの会員権!

どんなにミスをしても、絶対にくじけない。
反省はするが、後悔はしない。
いつも前向きに生きてきたし、今後ともそう生きていきたいと思っている。

…………と仰々しいが、実はゴルフ会員権に関しての事。
過去この分野では、惨憺たる実績しか残せていないにも拘らず、今回またも新たな目標に向かってチャレンジする事となった。
そう、性懲りもなく、またもゴルフ会員権を買い込みました。

考えてみれば、日本のゴルフ会員権のシステムは全くおかしい。
従来、広く預託金を募ってゴルフ場を作った業者側には、「預託金は借金」との認識が皆無だった。
要は、人から借金してゴルフ場を作っているにも拘らず、ゴルフ会員権は価値が上がり続けるので、返済を要求する会員などいない事が前提となっていた。
だから、借金を返す気など全くない。
バブルが崩壊し、ゴルフ会員権の相場が暴落すると、当然ながら額面の返済を迫られる。
集めた金を全部使い込んだ連中に、返済能力などありえず、預託金システムそのものが破綻。
ゴルフ場に群がった業者連中は、元々大いに如何わしい輩がおおく、すぐに和議申請へと逃げ込む。
ドル札を偽造したと疑われている北朝鮮と同様で、偽札を会員権と称して乱発していたようなものだ。
大半のゴルフ会員権は、一応プレイ権だけは保証されたものの、資産価値はゼロの、まさに紙くずとなった。

幸いにして当方は、三回目のゴルフ場が当たり馬券みたいなもので、現在所属しているゴルフクラブは、このご時世では大変珍しく、メンバー優先経営に徹している。
その所為でゴルフへの取組み姿勢も大きく変わり、休日でもフラリと出かけ、気の置けないメンバー諸氏とのゴルフを楽しむ、優雅なメンバーシップゴルフを満喫している。
そんなにクラブライフに満足しているゴルフ場があるにも拘らず、今回またも新たに河川敷コースの会員権を購入した。
それには、いくつかの理由がある。

第一に、今のホームコースよりも更に我が家に近いこと。
今のホームコースは我が家から20kmの距離だが、この河川敷は恐らくは5kmほど。
朝の時間帯では、5分でコースに到着できるはずだ。
(尤も、住処がゴルフ場に近いってのは、超田舎に住んでいる事の裏返しではあるが。)
続いては、キャディがいない事。
当方、全て自己責任で判断し行動しなければならない事こそ、ゴルフ本来の楽しみ方だと思っている。
三番目に、今回のコースは年会費が要らない事。
初期投資だけで、その後のメンテ費用がかからなければ、負担にはならない。
そして最後に、我が家の愚息二人へのゴルフ教育の場にしたい事。

長男は、下手糞だが一応ゴルフが好きらしく、月一程度でプレイを楽しんでいるようだ。
先だっては、仲間内二組のコンペでやっとグロス120を切り、準優勝と同時にベストグロス賞まで取ったと喜んでいた。
このスコアでベストグロスとは、仲間の腕前も相当な低レベルが間違いないので、大いに鍛えなおす必要がある。
一方次男は、無理やり連れ込まれた職場ゴルフのデビュー戦で散々な目に会い、それがトラウマになってすっかりヤル気を喪失している。
しかし一応社会人なのだから、やはりゴルフをする方が人脈作りの可能性が広がる。
河川敷でノーキャディならば、誰に遠慮することなく練習が出来るので、同じく下手糞初心者の嫁さんともども、特訓に引っ張り出そうと思っている。
出来の悪い子供ほど可愛い。
こんな不出来息子達でも、ゴルフが好きになってくれれば、遺産分けの真似事は出来る。
そんな親馬鹿な気持ちになったのは、先が長くない証拠かもしれないが、何だかんだと言っても、家族が一番。

と、大いに牽強付会な理屈付けだが、河川敷コースをゲットした。