昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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身の程知らず

ゴルフシーズン到来。
そしていよいよ来週には、毎年楽しみのマスターズが始まる。
当方にとってオーガスナショナルズゴルフクラブは、一度はプレイしたいものと思いつつ、絶対に適わない夢の最たるモノの一つ。
この一点で、世界中のゴルフマスターたちと、田舎の老人ゴルファーの願望は一緒。
違いは、彼らが連日骨身を削って修練しても、ほんのわずかのマスターズしかオーガスナショナルズに招待されないのに比べ、こっちは碌な努力もしないで、コネと金を頼りに妄想を繰り返している事、(差はそんな程度でしかない??)。

身の程知らずの素人ゴルファーは、通常のゴルフではゴルフマスターたちと同様、もしくはそれ以上の意識でプレイしている。
実はトッププロたちと言えども、いわゆるパーオン率は60%前後でしかない。
だから彼らは、例えグリーンを外しても、次のアプローチがやり易い場所を狙う(らしい)。
またパターが難しいラインにグリーンオンするくらいなら、むしろグリーンに乗らなくても寄せやすい方向を狙う(らしい)。

単にゴルフのマスターになりたいとを夢見ているだけの素人老人ゴルファーは、来週からオーガスナショナルズに集う本物のマスターたちとは全く違う。
何と、どんな場所からも、常にグリーンオンを狙っている。
そして90%以上の確率でグリーンを外すが、それを「ミスショットだぁ!」と、世も末のように悔しがる。
「何故グリーンを捉えられなかったか?」を一々反省し、クラブやコースや前後のゴルファーに責任転嫁し、その都度「原因が分かった」と開眼する。
そしてこの時、絶対に自分の腕前だけは棚に上げてしまっている。

将に、身の程知らず!

最近、やっとゴルフが分かってきた。
こう言うと偉そうに聞こえるかもしれないが、コッチも伊達に40年以上もゴルフをやってはいない。
要は経験的に、ゴルフはいくらプレイの回数をこなしても、それだけでは絶対に上手くはならない事を知ったのだ。
クラブを買い替えても、上手くはならない。
ゴルフが上手くなるのは、まずは才能、そして努力。
この二つに尽きるが、この二つがあってもマスターにはなれない。
当たり前だが、最後は運!
だからこそ、マスターズが血の滲むような努力を重ねても、最後の勝利者になることが出来るのは年に一人だけ。

実は先だってのゴルフで、125ヤードパー3のティーショットがとんでもなく、大きく左にそれ、バンカー越えの難しいアプローチが残った。
最近はシャンク連発なので、オッカナ吃驚で放った次の一打が、何と直接カップインのバーディー。
ゴルフのマスターたちは、本当の一世一代の勝負どころで運が舞い降りた人だけが勝利者になる。
当方の様な素人ゴルファーは、貴重で大事な運を、単に自己満足するだけで何の金儲けにもならないところで使ってしまっているんだナァと痛感した次第。
しかしこんな超マグレが起きると、更に身の程知らずになって、次にも同じことが起きると運任せに行動し、却ってどツボに嵌まってしまう。
やはり、ゴルフは人生と似ている。