昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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復活のシャア・アズナブル

機動戦士ガンダムの第26話は、アムロ・レイのライバル、シャア・アズナブルの復活劇。
8月3日は、当方がゴルフ復活を遂げた日だ。

天気予報は「曇り、風は弱い」なので、ホームコースはいつにも増して混んでいた。
同伴競技者は三人とも初めても人。
最近は随分とメンバーの入替が多く、古くからの顔馴染みが減っている。
尤も当方も、ファーストホームコースは三か月ぶりなので、余り偉そうな顔も出来ない。
全員初対面なので丁寧に挨拶を終え、緊張の第一打は意外にも良い当りでフェアウェイ右に。
ここから残り110ヤードPWのショットが、グリーンエッジからキックが悪く、ボールがバンカーの縁に張り付いてしまった。
ここから二打かけてバンカー脱出、残り5mパターが決まってボギー。
まるまる五週間クラブを振る事がなかったにしては、マァマァのスタート。
後はドライバーが右にOBだったり、アイアンが右に左にフレルが、それも許容範囲。
プレイが出来る喜びに浸りながら、久しぶりについたキャディと昔話が弾んだ。

この日は大手クラブメーカーのコンペがあり、若いおネエチャンがたくさん来場していた。
その中の一人は、昔このクラブのキャディで、クラブメーカーに再就職したと聞いて、フト遥か昔に語学の勉強にアメリカに留学したSチャンの事を思い出した。
メンバーの一人が経営するアメリカのレストランでアルバイトしながら、英語を勉強したいとの積極姿勢が、当時の話題と注目の的だった。
キャディに「Sチャン、どうしてるかな?」と聞くと、「日本に帰ってきたらしい。もう一度この会社に入社したかったらしいけど、頭の固い支配人が一度辞めた人は雇わないと断った。あんなイイ娘を断るなんて、支配人はバカ」と辛らつに批判する。
ご多分に漏れず我がコースも赤字で人件費がカットされたらしく、キャディも辛らつだ。

その時、数組前のチームとすれ違うと、その中にまるで偶然に噂のSチャンがいた。
何とそのクラブメーカーに再就職したのが彼女で、この日は会社主催コンペに世話役として参加していたらしい。
数年ぶりの邂逅で抱き合って喜んでいたキャディが、気が付いて当方を呼び寄せる。
「ホラ、Sチャン。○○さん、ほんの今、貴女の話をしていたの」
ほんの今話題になっていた女性が目の前に現れるなんて、こんな偶然があるのかと、当方も不思議な縁を感じた。
これが7年前、未だキャディ見習い中だったSチャン。
http://blogs.yahoo.co.jp/saraam_s/33664446.html
カメラを持っていなかったのが残念だが、時とアメリカは、彼女の妙齢の美人に変えていた。
思わず、「顔、イジッタ?」と聞きたくなったほどだが、キャディに言わせると、「あの年頃は一気に美人になるもの」らしい。

天気は、日向は汗をかくが、木陰に入ると風が爽やか。
しかし、最近入会した同伴の二人のプレイが、異様に遅い。
当方を含めて二人は異様に早いので、バランスが悪い。
キャディが業を煮やして急かすが、この手の人物は自分がスロープレイヤーとは気が付いていないので、まるで他人が注意されているかのような顔つきで、「そうだ」と頷いたりしている。

スコアは、午前中9オーバー、午後7オーバー。
2OBで、パー5のホールで大叩きの9もあるが、バーディーが二つもあるので、上出来だ。
風呂場で会った仲間達が、首の手術を心配してくれる。
「イヤァ手術が痛くて、その後の通院が辛くて」と、大袈裟に訴えると、「それは大変だったねェ」と、これまた大袈裟に同情してくれるのがうれしい。
首までズブンと湯船に浸り、冷水を頭からシャワー出来る幸せを噛みしめながら復活劇は終了した。