昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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猛暑に恐れ戦き、ゴルフをギブアップ

ゴルフに関しては、一家言ある方だ。
プレイは、グリーンオンまでは完全ノータッチ、出来れば完全ホールアウト。
もう一つは、コースと天気に文句を言わない。
同伴競技者にも不満を持たないようにと努力しているが、昨今はとんでもなく常識なしプレイヤーも増えてきたので、こっちの方はなかなかモットーが守れない。
自分にも他人にも厳しい、そんな小うるさいアマチュアゴルファーだった。

プロのトーナメントだけでなくアマチュアコンペでも、天候の著しい不公平が発生する事がある。
大型コンペでは、第一組と最終組では一時間以上の時差があるので、急に大雨が降ったり、風が強くなったり、逆に穏やかになったりする。
その都度不満を垂れる人もいるが、こればっかりはお天道様相手なので仕様がない。
大局的に見れば、運が良かったり悪かったりを繰り返すので、実は公平だと言い聞かして諦めるしかない。
そんな風に割り切ってきたので、天気を理由にゴルフを止めるなんてもっての外。
雨が降ろうと風が吹こうと、雪でコースがクローズ以外は、ゴルフには行かなければならない。
これもまた拘ってきた、ゴルフのモットーの一つだった。
過去形で書いたのは、本日、その禁を破ってしまったからだ。

木曜日、名古屋へ出張した。
この日の東京は30℃超で暑かったが、名古屋市の気温は37℃になり、且つ蒸し暑さも加わり不快指数は90を超えていた(だろう)。
翌金曜日、東京の顧客回りをしたが、今度は東京が35℃を超えた。
風も吹かず、歩くだけで汗が吹き出し、ハンカチがヨレヨレになる。
地上にいると苦痛なので、たとえ遠回りになっても出来るだけ地下鉄を利用して移動した。
こうして一週間の仕事が終了、翌日の天気予報を見ると、「土曜日は今年一番の暑さになるので熱中症には要注意」と警告している。

「ウゥ~ン、これは困った!」
首の手術で7月は一度どもゴルフが出来ず、禁断症状をきたしていた。
先週土曜日は、清水健太郎田代まさしが性懲りもなく繰り返しクスリで逮捕されるのと大差なく、病み上がりの身にムチ打って、イソイソとゴルフに出かけた。
そんな好きモノアマチュアゴルファーが、今年の夏の猛暑に恐れ戦き、プレイを躊躇し、そして最終的に撤退を決意した。
「戦いは始めるのは簡単だが、辞めるのが難しい」

これは拘りゴルファーの堕落の始まりなのか、あるいは年齢を重ねて、猪突猛進の性格が深慮遠謀、慎重居士に変わったのか。
あるいは、今年の猛暑が今までにも増して厳しいのか、はたまた単に体力が衰えただけなのか。
自分では判断が付かないが、気力が奮い立たない程暑い事だけは間違いない。

僕は17年前のお盆に、八王子カントリークラブでゴルフをした事がある。
この時の八王子市の気温が41℃。
ゴルフ場は芝の照り返しもきついので、恐らく体感温度は45℃近かったのではないだろうか。
流石にこの気温では、ちょっとした坂の上り下りだけで心臓がバクバクした。
また当時は、今ほどプレイ中の給水が推奨されていたわけではなかったので、文字通り命懸けのゴルフだったが、まだまだ気力、体力とも充実していたのか、翌日はケロリとして仕事に向かった。

時は、当時の気鋭のアマチュアゴルファーから、健康を奪い、ゴルフへの情熱も奪ったようだ。
いつもならゴルフ出動の準備に忙しい時間のはずなのに、本日は早朝からテレビ放送観戦中。
全米プロゴルフ選手権松山英樹の活躍振りに、「もしも決行していたら、今日のゴルフをこんなものだっただろう」と、イメージトレーニング中だ。
書斎のゴルフは、疲れもないしミスショットも出ないので、結果のスコア(イメージ)も素晴らしい。
因みに、もしも今日プレイしていたら、松山英樹並みに、ラウンド2アンダーでフィニッシュしていた(だろう)。