昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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必ず歩測しましょうネ!

何事もそうだが、ゴルフに関しても時間を掛けない方だ。
ティーグラウンドで、クラブを指し示して方向性を確認したり、フォームチェックのために素振りを繰り返す人がいるが、昔からそんな事は一切しない。
ドライバーからアイアンまで、サッと構えてパッと打つ。
決断が速いと褒めてくれる人もいるが、単に面倒くさがりなだけ。

しかし、唯一の例外がパター。
これだけは、先ず歩測で距離を確認、一回だけ打ち出す方向に向かって小さく素振りする。
こんなルーティンを繰り返してきた。

バブル時代に、やたらと研修会が流行った。
内容はくだらないものが多くほとんど役に立たなかったが、講師の発言で一つだけ覚えているモノがある。
「パターの名手は、必ずパターの前に歩測する。」
「距離を確認した上で、1mのパター、5mのパターと言い聞かせてパターをするべき。」
「それが蓄積されて、パターの距離感が育まれる。」

成るほどそんなモノかと感心、その後はグリーン上ではどんな距離でも必ず歩測してきたので、既に25年間分は、情報を蓄積した事になる。
その割には、パターが上手くなったとの実感はない。
当初は、一歩を70cmとして距離を計算していた。
だから7歩で約5m、14歩は約10mと思ってきた。
しかし、どうも届かないパターが続く。
そこで数年前に測り直したら、一歩は70cmではなく80cmだと気が付いた。
「これで大丈夫」と思ったのだが、今度はパターが強過ぎる。

パターの悩みが続いていたが、最近のウォーキングで、自分の一歩の距離は正確に把握できた、
一直線の土手の上に海岸からの距離を表す掲示板があり、それで500mの歩数を歩行器で計測したら676歩。
だから、「一歩74cmが正解」と判明した。
これで大丈夫!
70cmでは弱過ぎ、80cmでは強過ぎたが、今後は74cmでジャストタッチパターを打つ事が出来る。

と、こんなデリケートに打ち分けるほどの腕ではない。

今までは折角距離を測っても、実は漠然とパターしていただけだった。
だから肝心の距離感なんて、全く身についていなかった。
しかも74cmだと、距離の計算がややこしいので、却って混乱するかもしれない。
次回のゴルフには、計算機を持ち込む必要がある。
これはこれで、大変面倒くさい。
果たしてどうしたモノか、また一つ悩みが増えた。