昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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お久し振りね、アナタと会うなんて

一年間に亘って悩み苦しんだシャンク病。
発作的に、アマチュアながらも、ゴルファー廃業を考えた。
タカがゴルフだが、されどゴルフ。
一時はホームコースの月例で優勝、入賞を繰り返し、ハンディキャップも8まで進んだ。
特に60歳の誕生月に、シングルハンディキャッパーになれたのは大感激だった。
そんな栄光に包まれた過去を持つ、自称「ゴルファーと人生のしんぐるハンディキャッパー」は、深い闇の中で悩み苦しんだ、岩窟王の心境になっていた。

そもそも、宿痾の病、シャンクが再発したのが去年の4月。
それ以来、何をどう練習しても治らない。
原因は分かっている積りだ、
バッグスウィングが狂っている。
どう直せばいいのかについて、試行錯誤を繰り返す毎日だった。
しかしまるで効果が現れない。

ついに最終手段、アイアンでシャンクするのなら、アイアンを使わない事に決めた。
そしてアイアンの代わりに、5番、7番、9番のユーティリティを購入した。
これはシャンク業界では、コペルニクス的転回に匹敵する発想の転換だ。
シャンク業界においては、ノーベル賞モノ。
そして昨日が、このユーティリティクラブの初練習日。

結果は、将に一年ぶりの、見事な放物線ショットが連発され、納得のショットができた。
問題は、距離が出過ぎる事。
9番で、160ヤードを超えてしまう。
こうなると、150ヤード以下の距離で使えるクラブがない事になってしまう。
こちらも緊急手段で、短く持ってハーフショットも練習。
こんなショットでも、シャンクはしない。
シャンクさえしなければ満足とは、ずいぶんと志が落ちたものだ。

そして今日、一か月振りにゴルフに出かけた。
シャンク対策ユーティリティクラブを本番で使用する、初めての日だ。

ところが穏やかだった昨日から一変、朝から強風が吹き荒れている。
コースのおばちゃんが、「○○さん、お久し振りだけど、よりによってこんな日に来るなんて」と同情されてしまった。
しかし明日からは遠出の予定があるので、今日しか日程が取れないと説明すると、おばちゃんが大いに同情して、「今から一人でスタートしたら」と気を使ってくれた。
本来ならフォーサムが予定されていたが、ここはメンバーの特権。
それではと、ご厚意に甘えて7時40分にスタート。

今日は、河川敷コースの方なので、風を遮るものがない。
最初の半分は、強烈なアゲ風。
アウト1番ホール、ドラの当たりが少し薄いだけで、風に煽られ急激にスライス。
運よく木に当って真下に落下、残り160ヤードを三番ユーティティで狙うが全く届かない。
毎ホールこんな感じだが、悩みのシャンクは出ない。
残り半分は、猛烈なフォロー風だが、今度は距離が出過ぎる。
ドンドン進んで、アウトは1時間3分の自己新記録達成。

スループレイのインは、前に大型コンペの集団がいるので、一気にペースダウン。
強風は変わらず、ショットも似たり寄ったり。
しかしアイアンさえ使わなければ、シャンクしないのだから気が楽だ。
結局スコアは、49-48。
スコアがパッとしないが、その割には充実感でいっぱいなのは、悩みで癪の種だったシャンクが影を潜めているからだ。
何せ、こんな強風の中でも、無風だった前回よりも、10打以上も改善している。

こうなると、すぐに次のゴルフをやりたくなるのは、根が単純な証拠だ。
これほど効果覿面とは、ユーティティ様々だ。
次の課題は、9番ユーティリティ以下のクラブを探す事だ。
スコアは金で買える!