昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ゴルフ飛距離が大幅にダウン

僕はその昔、仲間内では飛ばし屋として名をはせていた。
全盛時代は260ヤードは飛んでいたと思う。
これはアマチュアとしては、それなりのレベルだった。
用心していても、何度かバカ当たりした時には、前の組に打ち込んだこともある。
これが筋骨隆々のオトコのショットなら納得もするだろうが、目の前にいるのは全くみすぼらしい体格をしている前期高齢者だ。
初めて一緒にプレイした人の多くが、一様に驚いたものだ。
 
以上、全て過去形の文章。
 
さすがに年齢が70歳に近づいているので、往年のショットを期待してはいない。
しかし過去の名声、ショットの手応えは、脳裏にこびりついて離れない。
自分への欲目と、根拠のない妄想から「昔ほどではないが、今でもソコソコのレベル」と思っていた。
 
それが昨日の三か月半ぶりのゴルフで、過酷な現実を直視することになった。
このコースはもう百回以上プレイしているので、「今の当たりだったら、大体この辺に落ちている」と予測できていた。
しかし、自分なり満足できるドライバーを放ってボールの落下地点に向かうと、遥か手前でボールを発見する。
それは、今までとは30ヤードから50ヤードも手前の場所なのだ。
強烈なアゲンストの風が吹いていたわけでもない。
ショットの手応えは完璧。
それでもボールは、今まで見慣れた光景とまるで違うところに止まっている。
最初は、誰かのロストボールだろうと思ったが、ボールには間違いなく自分のモノだ。
こんなことが一日続くと、悲しいことだが「飛距離が落ちた」と思わざるを得ない。
飛ばし屋と称賛、驚愕されたのは、「昔取った杵柄」ではなく、「歳と共に雲散霧消した能力」に過ぎなかった。
今やまるで、どこにでもいる年寄りゴルファーになり果てている。
 
ドライバーだけではない。
アイアンも、使用番手が二つは違っている。
尤もこちらは、7番なのに5番アイアンのロフトの商品があるから、それを使えば飛距離の衰えは隠しおおせる。
しかしドライバーだけは、誰が見ても一目瞭然。
一緒にプレイしていて、それなりの飛距離の実績を知る連中からは、憐憫の眼差しで見られることになってしまう。
 
唯一の言い訳は、突き指したために右手親指が全く使い物にならなかったこと。
しかしだからと言って、当たりが悪かったわけでもないので、やはり年齢と共にスウィングスピードが落ちてしまったのだろう。
認めたくはないけど、今後は尺取虫ゴルフへ変身!