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藤原紀香と三田寛子のどっちが魅力的か?

梨園の妻って、そんなに偉いの?
片岡愛之助藤原紀香の結婚フィーバーを見て、そんなことを思ってしまった。
歌舞伎って、遊女屋で踊られていた遊女歌舞伎、当時各地の城下町に遊里を舞台としていた、出雲阿国「かぶき踊」に起源すると言われる。
それがいつの間にか、梨園などと持て囃され、役者は人間国宝として崇められるようになったが、本来なら大衆芸能のはずだ。
そんな芸人の嫁さんに対して、「やれ梨園の妻の品格」とかで、一挙手一投足に目を凝らす必要があるのだろうか。
 
もとより梨園なんて、あたかも「高尚な世界」みたいな扱いだが、実は世襲で守ってきた伝統演芸に過ぎない。
世襲制度は、政治の世界では下種の極みで悪弊と言われるし、会社では大方失敗するパターンと見られる。
しかし歌舞伎界だけは、むしろ年端もいかないガキなのに、有名名跡の跡取りって言うだけで、見るに堪えないような拙い演技でも、観客から大喝采を浴びたりしている。
 
そんな梨園の妻で、藤原紀香は嫌われ者キャラだが、その真反対の評価を受けているのが三田寛子だ。
特に亭主の不倫騒ぎの時の記者会見の対応が、大称賛を浴びている。
しかし三田寛子の亭主は、子供が三人もいるのに長期間にわたって嫁さん以外の愛人を囲っていた浮気者野郎だ。
そんな夫でも、恨みつらみを一切言わず、笑顔でバックアップするのが理想の梨園の妻らしい。
そんな忍耐を強いられるのが梨園の妻とは、今風に言えば、歌舞伎界とは全くアナクロ世界でしかない。
藤原紀香も自ら好んで飛び込んだとは言え、財産目当てでもない限り、すぐにアホらしくなるだろう。
 
まるで余計な詮索だが、好感度抜群の三田寛子と、何をやっても嫌われる藤原紀香については、人品骨柄以外の要素も影響しているのではないだろうか。
それは三田寛子が色気ゼロ、よく言えば清楚な佇まいなのに比べ、藤原紀香は色気が前面に出てしまう、如何にもオンナを売りにした芸人であることだ。
藤原紀香が今まで浮名を流した仕事仲間は、枚挙の暇がないほどだ。
僕が初めて藤原紀香の名前を知ったのは、20年以上前、どこかのテレビ番組が、当時人気絶頂だった川崎ベルディ所属のサッカー選手、武田修宏への突撃インタビューした時だった。
武田は「藤原紀香が恋人か?」と質問された時、「彼女はガンバの礒貝洋光と付き合っている」とバラした。
藤原紀香の場合、本来ならネイティブなはずの関西弁も、オトコを意識したイヤな喋り方と冷やかされる。
色気を隠さないオンナは、特に同性から嫌われる。
しかし異性の場合は、少々趣が異なる。
世のオトコどもの多くと同じで、僕はこの手のオンナは嫌いではない。
たとえ高嶺の花であっても、三田寛子よりも藤原紀香を押したいと思うのだが、如何だろう。
 
ただ、片岡愛之助を巡ってオンナと戦いを演じた、藤原紀香熊切あさ美のどちらが良いかは難しい。
両者とも、同性から嫌われるのを覚悟の上で、色気全開で生きている。
二人のバトルは、晴れて片岡愛之助と華燭の典を挙げた藤原紀香の完勝だったが、しかし僕は敢て、熊切あさ美の方を押す。
その理由は、年齢だけ。
藤原紀香45歳、熊切あさ美36歳。
この差は、絶対に埋まることはない。
44歳の片岡愛之助が、熊切あさ美ではなく藤原紀香を選んだ理由は知らないが、僕の周囲のオトコどもは、こぞって若いオンナを好む傾向が強い。
まもなく50歳になる僕の独身後輩は、様々な見合い話を持ち込まれるが、その大半は似通った年齢の女性ばかり。
その度に彼は、「できれば20歳代の女性を」と答え、せっかくの世話役から大顰蹙を買っている。
 
これこそ全く、どうでもよい話ではあるが。