昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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三度目の正直

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「その昔、1億2千万円で会員募集したことのあるゴルフ場」で、4月末に初めてプレイした。
コースの難度は高いが、コース全体はどこもかしこもバブル感満載。
日頃は世知辛い生活を送っていても、ここでは束の間の金持ち気分に浸ることが出来る。
そんな訳で、特に妻は、大いにこのゴルフ場が気に入ったようだ。
 
6月中旬の昨日、都合三回目のプレイに出掛けた。
一か月半で三回だから、我が家では準ホームコース扱いとなる。
今回は更にグレードアップして、前泊三食付きを予約。
とは言っても、費用はお一人様11,500円。
前夜のロッジでの夕食、クラブハウスでの朝食、昼食料金込みだし、歯磨きまで準備されている。
ロッジは、広々としたツインルームだ。
夕食は、我々のような夫婦一組と、三組コンペの爺さんたちグループと一緒。
この爺さんたちは、前夜から興奮状態で、ゴルフの調子について大声で情報交換している。
ゴルフ前夜のオトコたちが異様にハシャギ、興奮するのは自分でも経験があるので、うるさいが大目に見る。
 
このゴルフ場は遥か人里を離れた場所なので、食事後早々と部屋に帰っても、やることが何もない。
9時前には寝てしまったので、翌朝は午前4時には目を覚ます。
天気予報は、気温が先週までの30度超から、この日は一転20度以下、且つ雨予想40%。
真夏ファッションしか持参していなかったので、仕方なくゴルフ場まで着用してきた長ズボンを使うことにした。
しかしその分、風はほとんど吹かない。
過去二回は強風が吹き荒れたので、コンディションとしては悪くない。
 
午前7時過ぎ、キャディマスターの「これなら天気は持ちますよ」とのお世辞に送られスタート。
バカでかいバンカーからホームランでのボギースタート。
前後ほとんどプレイヤーがいないし、スイスイ流れるが、コースの難しさは半端ではない。
しかも曇天なので、直ぐにボールを見失う。
最初のハーフだけでボール三個紛失。
午前9時にはハーフ終了で、そのままスループレイ。
ところが今度は、韓国人女性四人組の後ろになった。
これがプレイは遅いし、カートの扱いに慣れていないので、なかなかコースアウトしない。
イライラしてくるとショットにも悪影響が出て、後半もまたボール三個紛失。
一日で六個紛失は、過去にも経験がない。
 
そんなこんなで、問題の17番ホール、パー3アイランドグリーンに来た。
ここは一番の名物ホールで、この日はピンまで140ヤード、かすかにフォロー風が吹いている。
それまでの二回は、アゲンストの強風の中、グリーンにかすりもしない池ポチャだったので、チャンス到来だ。
用心のためロストボールに換え、8番アイアンを振り抜くと、ナイスショットでグリーンに向かう。
ドン!と落下音がしたが、どこに乗ったのか、あるいは池まで転がったのかは全く見えない。
グリーンでピン奥5mにオンを確認したが、待ちに待っていたオンの瞬間を見ることが出来ず喜び半減。
慎重に2パットで収め、三度目の正直でパーをとることが出来た。
妻の方はこの日も池ポチャだったので「どうせなら死なばもろともの方が良かった」と機嫌が悪いが、「天候と同伴競技者に恵まれて」と優勝スピーチのような気分だった。
 
それにしてもほぼ一日遊んで、夫婦で2万3千円は安い。
プレイ終了後に風呂を使ったが、縦5m横20mはある大きさの風呂に、客は僕一人。
何とも豪勢な気分に浸った一日だった。