昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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チマチマ株投資してチマチマ儲ける

以前、競馬で1億円稼ぐ方法を披露した。

僕が競馬をやっている頃は、連勝複式の馬券が主流だった時代で、一番多い配当は約10倍。

ならば、千円を元手に5回続けて10倍配当の馬券を当てれば、一日で1億円をゲットできる。

このやり方だと、仮に失敗してもわずか千円の損失で済む。

何回かトライすれば、一度くらいは5回連続で馬券を獲れるかもしれない。

何よりも、宝くじとは違い、自分の意思を反映できる。

これは合理的なゼニ儲け手段と思うが、未だに成功した人の話を聞いたことがない。

 

そこで今回は、株で一儲けの方法だ。

仕事で現役の時はインサイダー取引を疑われるのが嫌で、自社株も取引先の株も一切手を出さなかった。

しかしリタイアしたので、もはや遠慮は無用。

予てから目をつけていた会社の株をチマチマ購入、チマチマした利益を上げてきた。

しかし、株取引に絶対はない。

貯金してもゼロ金利なので、配当目的で絶対に安全と信じていた東電の株を買い込んでいた、僕と同じ境遇の引退老人の資産が紙くずに変わったし、東芝だって似た様な経緯を辿るだろう。

 

そんな中で比較的安全な投資方法は、徹底的にハイリスク・ハイリターンを避ける事だ。

・先ず、あちこち投資先を目移りしないこと。

・続いて、これはと目を付けた会社について、数年間のトレンドを把握すること。

・底値で買い、天井価格で売るなんて、素人投資家には無理だと自覚すること。

・あらかじめ、購入価格と販売価格を特定しておくこと。

・ある程度長期間持ち込むことを覚悟して、配当のいい銘側を選ぶこと

の、ローリスク・ローリターンこそが鉄則と思い至った。

 

実際にわずか二年間の経験でしかないが、某大会社の株価を注目していると、潮目が変わる価格がほぼ分かってくる。

一番の問題は、そのピークを迎えるまでの時間が全く分からないことだ。

だから、この価格で買おうと決心していても、長らく待たざるを得ないことがあり、しびれを切らして他の名側に手を出したりしてしまうが、これは極めて危険だ。

カネを寝かせるとか、カネを休ませるとか言われるようだが、とにかく狙い目に来るまで、ひたすら忍の一字。

またマーフィーの法則とやらで、売った途端に更に株価が上がったり、買うともっと下がったりするのが常だが、この場合も一喜一憂はしない。

拝一刀と大五郎親子のごとく、自分で決めていた次のピークが来るまで、「じっと我慢の子であった」路線を貫く。

 

この方法だと、濡れ手に粟の大儲けは期待できない。

しかし、大損の確率も低い。

また日々の生活費に影響を及ぼすような投資は、絶対に避けるべきだ。

ギャンブルが許されない小市民の場合、西川きよしの「小さいことからコツコツと」の株取引がお勧めだ。