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池田勇太が国際的名選手になってほしい

日本から、松山英樹谷原秀人池田勇太小平智四選手が出場している。
特に松山英樹は、前週でブッチギリ優勝しているので、否が応でも期待感が高まる。
今年はケーブルテレビのゴルフネットワークが、四日間トーナメントをフルに放送するらしい。
地上波テレビでは、妙チキリンな解説者やゲストがウロチョロするが、ゴルフネットワーク佐藤信人や内藤雄二が抑え気味に解説するのが、見ていて心地よい。
よって最近は、ゴルフネットワークの方で日本選手を応援することが多い。
 
そのゴルフネットワークでも初の試みらしいが、今年の全米プロゴルフ選手権の練習ラウンドを放送した。
日頃は、白熱する四日間トーナメントだけに熱中しているが、実は練習ラウンドもまた見どころが多い。
選手が来るべき決戦を前にどんな準備をしているのか、例えばコース内でどんなアプローチの練習をしているのか、あるいは様々な角度からグリーン上のボールの転がりを確認している様子も分かる。
ゴルフファンの底辺拡大にも、大いに役立つ企画と思う。
 
今回の練習ラウンドにはもう一点追加企画があり、短パン着用OKだったらしい。
フィル・ミケルソンやジョーダン・スピースが、短パン姿で練習している様は、普段は絶対に見ることが出来ないだけに大いに楽しめた。
そんな中で日本選手で唯一、短パン着用で練習に臨んだのが池田勇太
他の日本人選手三人はおとなし普通のズボンファッションだったが、池田勇太兄いだけは敢然と黄色の短パンを着てコース内を闊歩していた。
 
「颯爽と」と言いたいところだが、誠に残念ながら、これが全く似合わない。
 
外国人選手の場合、短パンを着用しても足が長いので、見事に様になっている。
しかし我が池田勇太兄いは、残念ながら典型的な日本人体型の胴長短足タイプだ。
ウェストラインが下の方にあるので、短パンを着用した姿が、甚だバランスが悪い、
しかも兄いは、ガニ股歩きだ。
ガラの悪いアンチャンが、コース内をのっしのっしと徘徊しているように見えてしまう。
辺りを見渡しても、あんな歩き方をしているゴルファーはいない。
 
経済もスポーツも、今や国際化の時代だ。
一昔前だったら国内で無敵なだけで尊敬されたが、今では国際的に通用しないとなかなか認めてもらえない。
しかし逆に見れば、腕一本、知恵一つで、世界を相手に勝負できる世の中になったとも考えられる。
松山英樹はその嚆矢であり、今回の全米プロゴルフ選手権でも、世界が注目する大選手として扱われる。
 
池田勇太兄いは、その松山英樹と同じ場所で、チャンピオンを目指して戦う選手だ、
日本男子プロゴルファー選手会会長を務め、選手からの人望も厚いと聞く。
今回の練習ラウンドの最中も、嫌がる素振りも見せず、ギャラリーの一人一人にサインをしている姿も放送されていた。
きっとナイスガイなのだろう。
 
ならば、持って生まれた胴長短足体型は修正できないが、あのガニ股歩きは直した方が良いし、自ら注意しさえすれば直すことが可能のはずだ。
それは彼自身だけでなく、日本人全体のイメージアップにもなる。
アメリカで渡った直後は、何かとマナーやルール解釈で問題視された松山英樹は、今やインタビューも卒なくこなし、すっかりアメリカツアーに溶け込んでいる。
 
国際的に通用する選手になるためには、ゴルフの腕前だけを鍛えれば良いモノではなく、世界中の人たちから尊敬されるマナーも身につけなければならない。
好漢、池田勇太兄いが、アンチャンゴルファーではなく、プロゴルファーの見本となる名選手になってくれることを願ってやまない。