昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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最近は憤懣やるかたない思いで........

最近は、世の中が面白くない。

特に政治の世界は、一体どうなっているのだろうか?

思い出すだけでも腹立たしいが、東京都議会議員選挙では、小池百合子が率いる都民ファーストが圧勝した。

それだけでも呆れていたが、小池百合子は選挙の翌日に都民ファースト代表を辞任してしまった。

これは詐欺ではないか!

代表交代に、一体どのような手続きを経たのか?

「都議会は二元代表制だから、誤解を招かないように」と言い訳したが、では何で選挙直前に代表に就任したのか?

「情報公開が都政改革の一丁目一番地」と公言していたはずの小池百合子からは、何一つ納得のいく説明はない。

 

そうこうしていると、わずか数か月前に自民党推薦で国会議員に当選したはずの若狭勝が、国政政党「日本ファーストの会」を立ち上げたらしい。

一応は小池百合子は直接の参加を見送っているが、ネーミングから見ても、小池百合子が後ろで糸を引いていることは100%間違いない。

実のところ、国会議員として何の実績もない若狭勝や、はぐれ鳥の渡辺義美、細野豪志がいくら集まっても、求心力も発信力もない。

結局は、どん詰まりになると小池百合子が登場して、人気を集めて選挙を乗り切る算段だろう。

 

僕は、そんな小池百合子一派に対して、政界再編を期待する声があるのが理解できない。

そもそも、小池百合子東京都知事になって、一体どんな成果が上がったのか?

それまでの自民党都議団が支配していた、都議会のブラックボックスが開かれたとの見方があり、その旗振り役だった小池百合子への期待感が高まったのだが、築地移転問題など、泰山鳴動してネズミも出ない結果になった。

それだけではない。

本来は選挙対策だけで豊洲市場の評判を毀損しただけの移転中止騒ぎが、結果的には築地市場の汚染問題まで明らかにしてしまった。

また投票直前に「築地と豊洲の両方を生かす」と言い出したのも、どのようなプロセスを経ての方針なのかすら不透明な、選挙で勝つだけが目的なのは見え見えだ。

東京オリンピックの準備は、致命的なほどに遅れている。

直前の選挙で多数を占めるためなら、手段を択ばないアコギさや、中長期的ビジョンの欠落は明らかなのに、どこからも小池百合子への批判の声が出てこない。

あろうことか、むしろ安倍政権への対抗馬として期待の声すら上がっている。

 

僕は、小池百合子東京都知事当選後間もなく、彼女の権勢欲と、政治家としても臆面もなくその場凌ぎの思い付き政策を並べ立てるいい加減さに気が付き、以来一貫して批判的だ。

しかしそんな僕のような見方は、残念ながら少数派でしかない。

 

僕自身はあと数年、長くてもあと十数年しか生き永らえない。

今の心境としては、こんな小池百合子が持て囃される世の中なんて、どうとでもなれ!だ。