しかもそれは、僕が忌み嫌う韓国人で、その上中年のオッサンだ。
徴用工裁判なので、韓国は国家のしての体を為していないことが明らかになった。
日本は、「遺憾に思う」などの常套句ではなく、経済制裁を実行して韓国に相対するべきだ。
その中には、韓国人のビザなし入国特権の廃止だけでなく、韓国芸能人の日本国内活動制限もあるし、韓国人ゴルファーの日本ツアー参戦制限も含まれる。
その結果、火病に罹った韓国が国交断絶を言い出すなら、それはそれでやむを得ない。
粛々と応ずるまで。
……..僕の信条からは、そうなるはずだ。
しかし何事にも、例外がある。
この間僕が必死に応援している45歳の初老ゴルファー、崔虎星だけは別モノにできないだろうか。
何せ、それまでは転々と、ゴルフに全く縁のない仕事につきながら、25歳でゴルフ場のアルバイト募集に応じたことが、初めてのゴルフとの出会いと言う。
それからわずか一年で、韓国のプロゴルファーテストに合格した苦労人だ。
2012年から、日本ツアーに参戦。
2013年にインドネシアPGA選手権を勝ってはいるが、この当時は全く無名の存在。
崔虎星の名を一気にワールドクラスにまで高めたのは、今年に入ってからだ。
SNSで世界中に拡散された崔虎星のスウィングフィニッシュが、「フィッシャーマンスウィング」と紹介されたことに端を発している。
それは、ゴルフをやったことがあるあらゆる人の度肝を抜いた。
それまでは、フィニッシュがピタリと決まるスウィングを理想としていたゴルファーにとって、崔虎星のそれは、足を跳ね上げ、動き回る、奇妙奇天烈な代物だったからだ。
しかしゴルフが好きな人の全てが、タイガー・ウッズのようなスウィングを真似できるわけではない。
むしろ圧倒的多数のアマチュアは、我流のフォームでゴルフを楽しんでいる。
そんな平均的なゴルファーにとっては、崔虎星のゴルフスウィングは、親しみやすく、且つ仄々とした感情に駆られる。
そんな崔虎星が、先週のカシオワールドオープンに勝利した。
カシオワールドオープンと言えば、VISA太平洋マスターズ、フェニックスオープンに続く、三週連続の国内ビッグトーナメントの一つだ。
それまでの優勝者も、綺羅星のようなビッグネームが並んでいる。
そんな大会の最終日を単独首位で迎えた崔虎星は、B・ジョーンズを猛追を退け、最終ホールでバーディを奪って見事に逃げ切った。
僕はこの日、朝からテレビで一心不乱に応援していたが、最終ホールのイーグルパットがカップそばに止まった時と、べーディーパットが決まり優勝が確定した時に、思わず立ち上がり拍手喝さいをした。
僕自身、大嫌いな韓国人を、ここまで応援するとは信じられない。
しかし崔虎星のゴルフスタイルは、そんな韓国嫌いなオトコをも惹きつける人間臭さに溢れている。
崔虎星は、今週もまた日本シリーズに参戦し、初日は二位タイで終えている。
崔虎星が、二週連続で勝つことを祈りながら、今週もまた日曜日まで、気の抜けない応援の日が続く。