諦めが悪いぞ! 前原さん。
あなたは、若く新鮮な民主党のリーダーだったはず。
民主党代表選挙で支持した人たちは、今回のあなたの発言に驚いているに違いない。
あなたは、本来もっと潔い人間だと思っていたのだが、僕の思い違いだったか。
今回の問題は、実に単純だ。
民主党議員が、国の最高議決機関である国会において、結果として全く根拠のなかった所謂ガセネタに基づいて、他党を攻撃した事の是非を問われている。
まず、この問題を決着しないといけない。
武部と堀江の癒着があるかどうか、武部次男と堀江が怪しい関係かは次の問題なのだ。
「疑惑を徹底的に追及することで、自分たちの正しさが証明される」とは、論理のすり替えであり、政治家として最もやってはいけない詭弁だ。
前原さん。
・実は、永田の持ち込んだネタの衝撃に浮かれちまったんでしょ？
・実は、永田を信じて、裏付けチェックを忘れたんでしょ？
・実は、憎っくきコイズミに対し一泡ふかせる事ができると喜んだんでしょ？
あなたたち民主党幹部は甘かったんですヨ。
その事を正直に認めないと、本当に民主党はアウトになりますヨ。
自民党と民主党の今回の戦いに関しては、既に勝負ありです。
ここまで来ると、皆、あなたたちがどう謝るかを見ています。
あなたは未だ若いんだから、「今回はまことに申し訳ない。頭を丸めて出直します。」と謝った方が良い。
あなたたちは今回の事で、若さを露呈してしまった。
これは、経験不足のなせる業で、ある意味仕方がない。次に有効な反撃手段を必死に探せば良い。
しかし、下手に居直ると、中長期的には大変なダメージを被る。
あなたは将来を嘱望される政治家の一人だ。
誰もが、この問題に関するあなたの身の処し方を注目している。
詭弁を弄しての延命は、むしろ一番大事なあなたの信用を失う。
どんなに辛くても、どんなにみっともなくても、いったん退却し陣容を立て直さないと、あなたも民主党も文字通り墓穴を掘ることになりますヨ。
