昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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本当に頭の良い人とは?

高校の時に最も成績の良い人は、大半が東大生となる。
よって一般的には、東大生は頭が良いと思われている。
しかし、会社にあっては東大を卒業した人でも能力を発揮していないケースがある。

東大卒で本当に成績が良かった人は役人になり、東大での所謂落ちこぼれが民間に就職するとの俗説があるが、僕は確かに、民間企業の東大卒で使い物にならなかった人物も沢山見てきた。
一方、会社のリーダーには、学歴の全くない、小学校しか出ていない人も少なからず存在する。
家が貧乏だったから学校に行けなかった人もいるが、小学校以来全くの劣等生だったのに、企業人として大成功をおさめた人も見てきた。

この差はどこから来るのか?

成績が良かった人と、本当に頭の良い人は違うというのが僕なりの結論。
学校の成績が良い人は、問題を解く、あるいは解答を見つけるテクニックに優れた人で、この能力は社会ではほとんど役に立たない。
学校の問題は、”ず答えがある△修療悊┐楼豸弔世鵜よって、一早く正解を見つける能力が必要ぢ山の問題で早く解答を探し出すと良い成績となる。
しかも、マークシート方式となると、正解確率は最初から25%とか20%である。
答えが二つある問題は出題ミスとなり、入試の時など大騒ぎになる。

しかし、実社会でこんな問題を提起される事はない。
ほとんどの問題は、答えが沢山あったり、あるいは全くなかったりであり、正解が一つだけとの前提で成り立ったものなどありえない。
そのため、社会人としての能力は、沢山ある答えの中からこれが正解だと決断する力であり、答えが見つからない場合もこれを正解だとする判断力である。

この決断力、判断力は持って生まれた、あるいは死に物狂いの努力の結果身につく感性と能力であり、学校で教えてくれるものではない。
だから、学歴とは全く無関係に、社会人として際立った能力を発揮する人が存在し、その人は自分の専門分野で大成功を修めている。
本当に頭の良い人とは、このような能力を持った人である。