昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

民主党の新党首誕生と二大政党政治

小沢一郎がついに民主党党首に就任した。
満を持しての登場とも言われ、期待と不安が合い半ばの状況だが、概ね好意的見方が多い。
日本では、話し合いでの代表選出は談合政治であり大変いけない方法だと言われ、全て選挙をする事が良いと思われている。今回も結局選挙になり、小沢が管を四〇票以上の差で退けた事になる。
終わった後は挙党体制のパフォーマンスで、何と民主党大混乱の原因となった前原まで登場して万歳していた。
これ以下がない程ドン底だった民主党が、メール問題ではなく代表選挙で半月ほどマスコミをにぎやかし、注目を浴びたのだから、選挙は成功だったのだろう。

小沢新党首は、何故民主党にいるのか分からないほど自民党の香りがする政治家だ。
田中真紀子が小沢の応援団として登場してきたが、自民党そのものの田中女史に応援された自民党そのものの新党首が率いる民主党が、はたして自民党の対抗軸になれるのか、どうにもピンと来ない。
もっとも、二大政党の大先輩であるアメリカでも、共和党民主党の主張には大差がない。
イギリスは、保守党と労働党だから差があるかと思っていたが、イラク派兵はブレア労働党政権の方針なのだから、これも大して違いがあるとも思えない。
そうであれば、日本でも自民党民主党がそう違わない主張を掲げ、交互に政権を担う事は悪い事ではないかもしれない。
少なくとも、中国や北朝鮮のような一党独裁政治に比べれば、言論の自由が認められているだけでも幸せだ。

コイズミ政権の末期は胡散臭い話だらけになっていたが、民主党の自滅で全てが不問となってしまった。今回、下手な学芸会以下の失態を仕出かした民主党が、豪腕小沢によってどこまでまとまり、自民党政権を追い込めるかに興味を持って見ていく積りだ。