昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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「全て日教組が悪い」が口癖だった

先週は、久しぶりに日本中で竹島問題がまじめに議論された。
多くのマスコミで「竹島は間違うことなく日本の領土だ」と主張されたが、一方の韓国では国中がヒステリックに日本を非難している。
最も印象に残ったのは、韓国では国民のほぼ全員がこの問題に強い関心を持っているのに、日本では老若男女を問わず関心が薄いことだ。
竹島がどこにあるかを知らないのはまだいい方で、竹島問題そのものを知らなかったり、「小さな島だから韓国領土でいいんじゃない」などの暴言を吐く馬鹿者がいる始末だ。

これは全て領土の重要性や、竹島を重大問題と教えていない教育の所為である。
保守のゴリゴリだった僕の義父の口癖は、「教育を通じて日本をこんなだらしない国にした日教組が悪い」だったが、テレビで若者の無関心ぶりを見るにつけ、どうもあの台詞が当っているような気がする。

この問題だけではない。
国旗、国家を始めとした自分の国への尊敬の念。
この国のために尽くした先達への尊敬の念。
これらの全てを教えていない。
この人たちにとって、日本とこの国の歴史は否定すべき、唾棄すべきものでしかない。戦後の左翼運動はまさにこの考えだったが、日教組も最も戦闘的な組合として、日本否定の先頭に立っていた。
しかし、自分と自分の祖先、家族がその生活の基盤を置く日本を否定すれば、自国に誇りを持てるはずがない。
国際社会では、自国に誇りも持っていない民族は軽んじられ世界の落ちこぼれとなり、いずれはいずれかの国の属国と化す事を意味している。

諸々の主義主張はあって良い。
中国と韓国の両国が理想の国であるとか、日本よりも良い国と信じる人は、その考えに沿って両国の為に努力すれば良い。
実際に戦後のある時期、日本のある政党は北朝鮮への帰国運動を支援していた。
しかし、そうであればそのように堂々と主張し、毛沢東中国共産党を礼賛し、胸に金日成バッチをつけて活動すれば良い。
あたかも客観性を装い、自分の本来の主体を隠しての洗脳教育は御免蒙りたい。