人生
正月早々ショッキングな出来事に遭遇した。 それは能登大地震でも、日航機と海保機の衝突炎上事故でもない。 週刊文春と吉本興業、松本人志とのバトルでもない。 自民党の裏金疑惑への怒りでもない。 きわめて個人的な問題だが、しかし本人にとってはかなり…
殿、一大事でござる!と、我が家がコロナの襲来を受けたことを前回のブログに書いた。 我が家の場合息子も嫁も全く同じ症状なので、先に発症した息子から感染した事は間違いない。 いずれの場合も、病院は陽性反応が出た患者の受診を拒否した。 保健所の行政…
世間ではコロナ第八派が猖獗を極めている。 今までのどの流行の波よりも陽性者が多く、且つ終わりが見えない。 そんな中でも我が家は夫婦揃って五度に亘ってワクチン接種済みであり、コロナ迎撃体制は万全、 ………のはずだった。 そんな我が家の太平が突如とし…
いつもは嫁のついていくのだが、たまたま一人でスーパーに出かけたことがある。 当初は何かと戸惑った、セルフレジの自動精算システムにもすっかり慣れた。 適当に買い物して、機械相手にチャチャっと支払いまで済ます。 リタイアしてやることがなくなった老…
父は全くの無宗教だった。 その影響で僕も神様を信じていなかったが、母は信心深かった。 仏壇に毎日供え物をして、両手を合わせて何やら熱心に祈っていた。 母はまた皇室大好き人間だった。 「皇室ジャーナル」の番組が大のお気に入りで、全く興味がない僕…
♫人間五十年、下天のうちを比らぶれば、夢幻の如くなり♫ 織田信長は、敦盛を舞いながら50歳で死んだ。 敦盛の歌詞は、当時の寿命が50歳だったことを表している。 これは当時の人たちが普通に生活していれば、耐用年数の平均は50年くらいということだ。…
年寄りの致命傷が、転倒することだ。 僕も散歩中に一度、見事なまでにひっくり返ったことがある。 前を行く爺さんの足が余りにも遅いので、カーブで追い抜こうとした途端、わずか数ミリの側溝の段差に足を取られた。 顔面と体のあちこちに擦り傷ができたが、…
他の例を多く知っているわけではないが、我が家は比較的、夫婦喧嘩は少ない方だと思う。 昨年秋も、夫婦で東北紅葉見物に車で出かけたが、1400㎞の道中の二泊三日間、ずっと一緒だった。 勿論、風呂、トイレと寝る時は会話が途絶えるが、後は食事中も車…
「親の小言と茄子の花は、千に一つも仇(無駄)はない」 「親の言うことをよく聞け」との格言、箴言だ。 確かにこの歳まで生きると、この言葉の意味の深さを痛感する。 「あの時親父はこう言った」とか、お袋から叱られた時のことを思い出したりするからだ。…
我々俗物の不満の代表的なものが、自分の評価に対してだ。 わずかには、自分の評価を満足している人がいるかもしれないが、恐らくは90%以上が「自分は正当に評価されていない」と、不満タラタラのはずだ。 これは全て、評価が相対的なことに起因する。 実…
学生時代に場末の映画館で観た「男はつらいよ」に腹を抱えて大笑いして以来、フーテンの寅さんの大ファンだった。 一時期は映画シナリオまで買い込み、寅さんの口上を覚えた。 しかし当初は、主演の渥美清の動きが機敏で、キップの良い啖呵が楽しみだったが…
仕事をリタイアする時、後輩連中が送別会を催してくれた。 その時の幹事たちは、僕に内緒で密かに我が嫁を訪ねて、会社の誰も知らない僕の日常生活や、結婚の馴れ初めについて聞き出し、サプライズ企画で参加者に公表した。 そこで、二人の結婚の切っ掛けを…
中国を「支那」と言うと怒られる。 中国が嫌がるかららしい。 昔のヒット曲「支那の夜」は、今では「シナの夜」。 オッカシイなぁ。 そもそも中国は、英語ではCHINAで、これは許されている。 「チャイナ」と発音されるから「支那」ではないと言い訳する…
少し前の話だが、僕の敬愛する先輩が、出張先で脳梗塞で倒れた。 三日間、意識がなかったらしい。 緊急手術とのお陰で意識は回復したが、半身不随になってしまった。 病院に見舞いに行くと、言葉も行動も思うに任せない悔しさから、すぐに泣いてしまう。 そ…
「君の考え方は合理的だ」と言われることを、一番の褒め言葉と考える知人がいる。 他人の行動を、口癖のように「それは無駄なこと」と切り捨てる。 「やること成すこと、遅すぎ」も、他人を批判する時の口癖だった。 場を和ますジョークにも笑わない。 勿論…
人類皆平等と言われる。 だから謂われない差別した人は、社会的に弾劾され、場合によっては抹殺されるまでのペナルティを課される。 しかし元々、人類は平等などではない。 生まれ落ちた直後から、不平等な環境に置かれるからだ。 先ず生まれた環境から、差…
昔は、正月が待ち遠しかった。 だが、正月は冥土の旅の一里塚、愛でたくもあり愛でなくもなし! そんなことを思う歳になった。 だから単純に、正月を喜ぶ気持ちにならない。 数え年ではないので、正月に一気に一歳分、歳をとるのではないが、それでも大晦日…
新年あけましておめでとうございます。 今年度もご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。 新年の第一弾は、恥ずかしい過去の懺悔から。 親父は、全く学歴がなかったが、独学で法律を学び、定年後に当時でも難関だった司法書士の試験に合格した。 息…
人間は必ず死ぬ。 人間だけではなく、生き物には全て寿命がある。 「鶴は千年亀は万年」と、鶴亀を長寿の代表のように言うが、彼らでもいつかは死ぬ。 それが、生きとし生きるモノの宿命だ。 人間は、鶴亀に比べると早死にだ。 最近は医学の発達でなかなか死…
百田尚樹は、作家としては一流かもしれないが、評論家は失格だ。 この間のアメリカ大統領選についての百田の意見は、聞くに堪えないほどの、暴論と話しの摩り替えばかりだ。 直近では、百田の意見は謀略論だとの批判に「そんなこと言うヤツは、北朝鮮の拉致…
JALは機内放送で「Ladies & Gentlemen」と呼びかけるのを止めたらしい。 6年前まではフツーの企業戦士で、国内はおろか海外まで飛び回るサラリーマン(今や死語?)生活だったので、飛行機はよく利用した。 世界中の航空会社が、全く違和感なくこの呼び…
今でこそ高品質の代名詞となった「Made in Japanメイド・イン・ジャパン」! 世界中で「日本製品なら品質トラブルは起きない」と信頼されている。 しかし僕は、日本製品が「安かろう悪かろう」の、粗悪品扱いされていた時期を知っている。 昔は、「上等舶来…
美人女優で名高かった竹内結子が、自宅で死亡していたと臨時ニュースが流された。 享年40歳。 乳飲み子を抱えながらの自死らしく、何とも心が重くなる出来事だ。 今年の7月には、美男俳優三浦春馬も、自ら命を絶った。 竹内結子の自死の原因については、…
実は、50年近いNFLのファンだ。 今年は武漢肺炎のせいで、世界中のスポーツが大幅に開幕遅れとなったが、NFLは無観客ながらも予定通りに開幕した。 大いに喜んだが、その記念すべきオープニングゲーム式典を見て驚いてしまった。 何と黒人差別への抗…
一時期世の中をにぎわしていた、百田尚樹対橋下徹の舌戦がすっかり陰を潜めた。 百田の質問、詰問を、橋下が無視しているからだ。 それまでの罵倒合戦が激しかったので、突然の橋下の沈黙は、世間にはどう映るのか? 恐らく後になって、橋下は「百田など相手…
たまに、差別を商売にしている人を見かける。 差別は絶対悪で、差別反対は絶対正義と信じている人が多いので、差別する側は糾弾され、差別された側は同情される。 差別商法は、それを逆手に取って「俺様を差別するなんて怪しからん、カネよこせ」みたいに、…
実は酒が飲めない。 全く受け付けないわけではないが、体内に少しでもアルコールが入ると、すぐに顔が赤くなる。 まるで、アルコール探知機のような体なのだ。 何たら酵素がないせいで、日本人には比較的多いらしい。 しかも遺伝子で決まっているので、後天…
福島瑞穂と見ていると、偏差値と個人の能力が全く無関係に見えてくるが、 しかし現実には、偏差値は、間違いなく能力の指標と考えられている。 福島は、高校生時代の全国模試で、トップになったことがあるらしい。 卒業した大学は、日本の(偏差値)最高峰と…
メルカリ中毒に罹った。 当方ではない、嫁の方だ。 嫁の友人が、「メルカリで小遣い稼ぎをしている」と自慢したそうな。 友人から、「着なくなった和服をメルカリに出品すると、値段をチョイと安く設定するだけで飛ぶように売れる」と吹聴され、「では私メも…
人生の後半になって、仕事の出張、遊びの旅行で、海外に出向くことが増えた。 その海外の、特にリゾートホテルに宿泊すると、日本人と欧米人の習性の違いを感じる場面に遭遇することが多い。 日本人と欧米人では、観光旅行に対する考え方が全く違う。 日本人…