昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ロナウジーニョにサインを貰った

ロナウジーニョが大ブレイクするチョット前、フランスのパリサンジェルマンでプレイしていた時の事。
2002年11月、僕は出張で韓国ハイアットホテルに宿泊したが、そこに韓国との交際親善マッチに来ていたブラジルサッカーチームがいた。

その夜、僕達はソウルのカラオケバーで深夜まで大騒ぎ、コーリアンオネエサンからのお色気お誘いを「僕はそんな男ではありません!」と敢然と拒否、すっかり酩酊状態でホテルのエレベータに乗ると、あの見慣れた味噌っ歯男のロナウジーニョがラフな短パン姿で、先客で居た。
「Hey, Mr. Ronaldinho. I’m your fun. Could you give me your autograph?」
とのチャンとした英語を話したわけではない。

何せ、酔っ払いなので「へい、ロナウジーニョ。サインプリーズ」と全くの和製英語でサインを頼んだ。
彼は僕の流暢な英語を理解したのかどうかは分からないが、ニコニコと笑顔を絶やさず気さくにサインしてくれた。
すっかり気を良くした我々は、エレベータから逃げるように降りた彼を追いかけ、
「We’re Japanese. Do your best tomorrow.」
等とおせっかいに話しかけ、彼の肩を叩き、彼を励ます事が出来たとすっかり満足して部屋に戻った。

ブラジルの田舎でサッカーしか知らなかったはずのロナウジーニョは、酔っ払いに対しても嫌な顔一つしない、いつもファンを大事にしている素晴らしい紳士だった。
(モットモ、嫌な顔をして更に絡まれるのを避けただけかもしれないが……)
このとき以来、僕は彼に対して他人とは思えないほど親近感を持ってしまい、彼がテレビに出るたびに、「こいつ、ロナウジーニョはとってもいい奴なんだ。僕のダチだ」と自慢している。

その後、彼はスペインバルセロナに移籍し、いまや世界一のサッカー選手と誰もが認める存在となった。
頑張れMr. Ronaldinho!