昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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パリ市で感じた事

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パリで五日間使い放題の地下鉄チケットを購入した。
パリの街は東京と違いコンパクトにまとまっている。その為、地下鉄を使って移動すると大変便利であり、一日四回地下鉄を使用すると元が取れる。
いかにも観光客を大事にしている。
パリの地下鉄は一律料金で、乗った距離で料金が変わることがない。その為、入場に使った後のチケットは用済みでドンドン捨てられている。
中には、ひょっとして使えるものが捨ててないかと拾っている人がいる。

パリでは、流しのように地下鉄や街角で演奏し、些かの施しをもらっている人たちが多い。
地下鉄で演説している人や、物悲しいアコーディオンの弾き語りもいた。
その中でも、サンジェルマンデプレの教会前のバイオリン四重奏パフォーマンスは素晴らしかった。思わず立ち止まり三曲も聞いてしまったほどだ。
 
地下鉄1番線はシャルルドゴール駅が終点で、全員降りてしまう。我々が乗込むと今までの進行方向に進んでいく。急カーブを描くわけではなく、次の駅は終点前と同じ。どのようなからくりが隠されているのか誠に不思議な気がした。
 
イタリアと比較して、タクシーのインチキがなかった。
買い物でも、隙あらばごまかそうとするイタリアに比べると、フランスは親切で正直だった。

食べ物は総じてまずい。これは圧倒的にイタリアの勝ち。
フランス料理とか持て囃されているが、僕は幸か不幸か食べるチャンスがない。しかし、うまいものは少ないのではないだろうか?
街中で食事している連中は、量が多いだけでまずいパンやサンドイッチ、ピザ、サラダをまるで馬のように食べ、ビールやコーラを鯨のように飲んでいる。
まさしく鯨飲馬食。
こんな連中が作るフランス料理がうまいはずがない。
結局如何に日本料理を食するか、もしくは日本の味付けに近いものを探すかに全力を傾けることになった。

写真はサンジェルマンデプレ教会前で見たバイオリン四重奏。左のグラサンのアンチャンはこんな顔をしているが、奏でるバイオリンの音は絶品。聞き惚れてしまった。