昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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世界一の建物タージマハル見物

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世界遺産のアグラー城とタージマハルに行った。
デリーから南に200キロメートル。高速道路を利用するから早いと思うととんでもない勘違い。
実は渋滞と道路事情が悪く、行きも帰りもおおよそ各々4時間半、計9時間のドライブだった。
朝6時出発、途中トイレ休憩で土産物屋に一時停止、用を足していると、後ろにインド人がじっと立っている。
終わると親切に水を出し、手拭用の紙をくれる。
「ありがとう」と言って立ち去ろうとするとすっと手を出しチップを要求する。
あいにくルピーの持ち合わせがなく、「No!」と言うとがっかりした顔をする。

アグラー城にたどり着くと、一斉に物売りに取り囲まれる。
「写真集100ルピーよ、安い安い」と日本語でしつこく付きまとう。
アグラー城は、最愛のお后の為に22年の年月と莫大な資金を投入しタージマハルを作ったムガール帝国第五代皇帝シャー・ジャハーンが、建築費が膨大過ぎ、あまりの浪費の為息子に幽閉された場所で、彼は愛妻の墓地であるタージマハルを眺めながら生涯を終えた、と言い伝えられているが、実際は息子達の権力闘争の犠牲になったものらしい。
僕も、皇帝になった積りでタージマハルを眺めたが、なかなか見栄えの良い建物だった。

次は、本日のハイライトのタージマハル見学。
駐車場から、無公害の電気自動車、と言えば聞こえが良いが、実は超オンボロのマイクロバスで1キロメートルほど移動、厳重なボディーチェックを受けやっと入場できた。
一見して、これは文句なしにインド一の世界遺産と分かる。
左右対称の総大理石造りが悠然と鎮座している。
どんな角度から見ても全て同じに見えるように設計され、四方に四つの塔を配置、前方には幾何学構成の庭と、設立当初からの噴水が静かに涼しげに水を空中に放っている。
後ろにはジャムール川が流れ、風情をかもし出している。
まさに美しさにおいて世界有数と言われる建物に大感激の一日だった。

アグラー市内でタージマハルが見えるホテルの部屋は、何と700$かかるらしい。
インド全体のホテル代金は部屋数が不足している為鰻上りだが、それにしてもあんな田舎のホテルにしては破格過ぎる値段に驚いた。

写真説明)
  1.アグラー城入り口
  2.アグラー城からタージマハルを望む
  3.タージマハルの入り口までは低公害車(だがこんなボロバス、当然冷房なし)
  4.世界一美しいといわれるタージマハル