昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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安倍ちゃん、とっても不安な立ち上がり...

国会答弁で、官僚の用意した文章を、下を向いたまま棒読み答弁に終始した安倍ちゃんの評判が極めて悪い。
得意の拉致問題でさえ同じ答弁スタイルなので、「無難だが迫力不足」「売り物のカッコ良さはどこへ」との評価で期待はずれの感が強い。
しかも民主党はエース小沢が病気欠席とのハンディを背負い、華麗なデビューを飾る絶好のチャンスだったのに、二線級先発鳩山の余裕のない必死の質問に対しても、安倍ちゃんが元気のない答弁を繰り返すので応援団のストレスは溜まりっ放しになってしまう。
特に前任者の小泉が、単純明快を旨とした身振り手振りのパフォーマンス答弁だった為、若さを売り物だったはずの安部ちゃんの保守性と機転のなさが目立ってしまった。

元々、小さい頃から家庭教師をつけ、必死に詰込み教育したのだが成績はさっぱりだった安倍ちゃんの知能指数に関しては、予てから心配している人が多かった。
しかし、「恰幅と毛並みのよさに加え、若さできっと中央突破が可能」と思い込んだ人たちにとっては、「大臣ならともかく、総理大臣は無理だったかな?」と、序盤で不安感が醸成され始めてしまった。

ただ、学校の成績と社会人としての能力は関係ない(事もままありうる)。
不安な立ち上がりの安倍ちゃんが、今後大化けする可能性がないわけでもない。
来年の参議院選挙で、予想外の神風(例えば敵将小沢の健康問題とか)が吹けば、暫くは政権が安定するだろう。

自民党総裁選挙で圧勝した安倍ちゃんだが、ライバルと比べあんな票数ほどの力の差があるわけではない。
冷静に振り返れば、「美しい日本」なる抽象論しか言えなかった安倍ちゃんより、むしろ負けた谷垣や麻生の方が、経済にしろ外交にしろ主張はしっかりしていた。
安倍ちゃんは、世代交代を求める若手応援団、小泉からの信任、若さによる旧弊打倒を信じた自民党員の漠然とした期待感の尻馬に乗って総裁になったに過ぎない。
本当の総裁の実力を備えているかは誰も分かっていない。

安倍ちゃん、とっても不安な立ち上がりだったが、まだまだ温かい目で見守る必要がある。
我慢、我慢!