昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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おいおい、安倍ちゃん。違うだろう!

安倍ちゃん、棒読み批判についついムキになってしまったのか、正面を見据えて管直人の挑発質問に答えたまでは良かったが、今度は最大の売り物だった「政治信条がぶれない」との評価がおかしくなってきた。

日米開戦を決定した東条内閣を非難したのはともかく、最も尊敬していたはずの祖父岸信介の政治対応も間違っていたと言ってしまった。
まぁしかし、太平洋戦争は、日本を敗戦に導いただけではなく、近隣諸国にも大いに迷惑をかけたのは事実なので、ここまでは未だ許容範囲とも考えられる。

しかし、末代まで祟るあの村山談話を肯定、果てはこれまた悪名高い従軍慰安婦に関する当時の官房長官河野洋平談話まで「自分の内閣で受け継いでいる」と言ってしまったらどうしようもない。
確か安倍ちゃんは総裁選の選挙期間中、村山談話など見直すべきと演説したはずだし、それ以前はもっと過激に、「太平洋戦争そのものの評価も見直すべき」とまで主張していたはずだ。

この様な思想信条の安倍ちゃんへの期待は、「中国、韓国へも言うべき事はビシッと言ってくれる若手政治家」だったはずなのに、首相になった途端ここまで宗旨変えされると、「おいおい、安倍ちゃん。違うだろう!」と言いたくなる。
安倍ちゃんの首相就任を大喜びしていた産経新聞も、10月6日産経抄で「首相の政治姿勢がぶれが見える」と心配している。

守りに入るのは早すぎるよ、安倍ちゃん!

前任者の小泉は、総裁選真っ只中にあの有名な台詞「私が自民党をぶっつぶす!」を絶叫し、就任早々は、原稿も見ずに「改革なくして成長無し」と長々と演説したパフォーマンスで大喝采を浴びた。
実の所、改革の内容は言うほどの事もなかったのだが、表面に出てくる政治姿勢は全くブレがないように見えた。
だから、あれほど危なっかしい発言や態度が散見されても政権末期まで高い支持率を維持し続けた。

鉄火の血をひく小泉に比べ、幼少の砌からボンボン育ちの安倍ちゃんに度胸やはったりを求めるのは酷かもしれないが、スタートからこんなにダッチロール状態だと、長丁場の政権運営は難しいなぁ。

安倍ちゃん、もうチョット腹を括らないと駄目、駄目!