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郵政反対族復党と刺客の問題について

郵政反対族の復党問題は、まさに「歴史は繰り返される」を地で行く話で、外野から見ているとその顛末が楽しみである。

元々、穢れ役の刺客は使い捨てられるのが宿命である。
歴史を振り返ると、昔から用済みとなった刺客は容赦なく切り捨てられている。
小泉におだてられて刺客の任を担った連中は、自分たちが郵政法案成立の歴史を担っていると勘違いしたのだろうが、安倍政権になるともはや居場所はない。
今や集団で必死に復党反対運動を組織しているが、まもなく歴史の屑篭行きとなるだろう。

僕は、刺客と言われた小泉チルドレンを全く評価していないが、しかし一方、郵政法案反対のジャンヌダルクだった野田聖子はもっと評価していない。
一時期、日本初の女性首相候補と持て囃された彼女は、小泉の郵政法案に敢然と抵抗し、旦那とも違った道を歩み、気骨のあるところを見せていた。
しかし、選挙で辛くも当選した後は、すっかり骨抜き状態となり、「自民党に帰りたい」と無様に媚び諂い、ついにはあれほど罵倒していた小泉に首班選挙で投票してしまった。
その後も恥ずかしげもなく、復党を一日千秋の思いで待ち焦がれている様をさらけ出している。
彼女の誇りはどこに消えたのだろうか?

さすがに平沼赳夫は、反対族の頭目として、当選した人も落選した人も同時復党を要求し、また郵政法案へ賛成することとの復党条件については、素直に従えないと毅然とした態度に終始している。
因みに、平沼は郵政法案には最後まで賛成投票していないはずだ。

野田聖子を見ていると、これが一時的にせよ、日本の女性を代表した人物かと情けなくなる。
刺客だった新人議員連中の、足掻きにも似たはかない復党抵抗運動には哀れを感じてしまう。