日曜日、女子ゴルフツァー「ダイキン・オーキッド・レディースゴルフ」のテレビ中継を見た。
放送の当初は、例によって宮里藍と横峯さくらのプレイだけにスポットライトが当っている。
しかし、どうやら宮里が四位に入るのが精一杯、横峯にいたっては14位なのに、まるで二人が優勝争いの真っ只中にいるかのような扱いだった。
「あれでは、実際に優勝争いをしている連中は浮かばれないな」と、ひとしきり同情。
肝心の優勝争いは、土曜日までトップタイだったフーチャンこと不動は、最終日大崩れで、全くテレビに映らない。
グリーン上で、遠目に、随分と小太りの縫いぐるみみたいな姿が見えたが、恐らくあれが彼女だったのだろう。
因みに、放映中名前を呼ばれたことは皆無だった。
一方、テロップにも「美人ゴルファー、初優勝か」と流れた辻村明須香。
女子ゴルフ界では美人のジャンルかもしれないが、お世辞にも品のいい美人には見えない。
世間一般では、「キャバクラでは売れっ子ホステス」が妥当な評価だろう。
ちょっと見には、鈴木沙里菜にも似ている。
敵役、米山みどりには何等恨みはないが、年はとっても男の悲しい性で、辻村と米山のどちらを選ぶかと言えば、火を見るより明らか。
当方、全く叔父さん感覚丸出しで、テレビで必死に辻村を応援していた。
現金なものだ。
一瞬、二打差をつけて逃げ切りかと見えたが、悲しいかな経験不足を露呈し、プレイオフの結果あっさりと負けてしまった。
何でも、負けた後はロッカーで泣きじゃくっていたらしい。
しかし、勝負の世界で「可哀相だったナ」と同情されるようでは、なかなか勝つまで時間がかかるだろう。
可愛くもないがやたら強くて人気が全くないゴルファーと、可愛いがサッパリ勝てないゴルファーのどちらが恵まれているのだろうか?
宮里と、不動と、辻村を見比べると、人生の縮図が透けて見えるような気分がした。